昨日10月4日(金)午後1時から岸和田グランドホールにおいて、岸和田東ロータリークラブ例会が行われた後、「防災グッズ配備事業」贈呈式が行われました。この事業は岸和田東ロータリークラブが主導し、岸和田東ロータリークラブ、岸和田ロータリークラブ、岸和田南ロータリークラブの3クラブが共同して、岸和田市にある府立岸和田高等学校、府立和泉高等学校、府立久米田高等学校、岸和田市立産業高等学校の4校に防災グッズを寄贈するという取組です。
今回、各高校に寄贈された防災グッズは、防寒ハイブリッドシート250枚、緊急簡易トイレ(10回分)125セット、非常用簡易トイレ便座セット(汚物袋5枚、凝固剤5個、簡易ポンチョ1枚)5セットです。寄贈いただいた岸和田市にある3つのロータリークラブに感謝申し上げます。
贈呈式には4校から校長または教頭が出席しました。岸和田東ロータリークラブの川植会長から目録を贈呈された後、4校を代表して私から寄贈いただいたことに対するお礼の言葉を述べ、今後起こる大地震に対する備えや考えなどについて話しをさせていただきました。
今年に入り、元日に起こった能登半島での最大震度7の地震、8月8日に日向灘で起こった地震とそれに伴い発表された「南海トラフ地震臨時情報」など、改めて、巨大地震の脅威を実感しました。災害から生徒や教職員を守る立場にある校長として、地震の発生を止めることはできませんが、日頃からの備えにより、地震が起こった場合の被害は最小限に抑えたいと考えています。
今回寄贈いただいた防災グッズは活用しなくて済めばよいのですが、有事の際には有効に活用させていただきます。特に本校は津波避難ビルに指定されており、生徒のみならず、近隣の方々の避難場所にもなっているため、とても有難いです。話しの最後には、「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、十分な対策を講じていてもそれで安心ということはないため、これからも引き続き、ご支援・ご協力いただきたいとお願いしたところです。
贈呈式が終了した後、4校からの出席者と例会に出席されたすべての会員の皆様とで、防災グッズ一つひとつにロータリークラブのシールを貼る作業を行いました。多くの方に作業いただいたおかげで、想定していた以上に早く終えることができました。どうもありがとうございました。
先日の防災避難訓練に関する校長ブログにも書いたとおり、国は南海トラフ巨大地震が起きる確率は今後30年以内に70パーセントから80パーセントとしており、いつ大規模地震が起きてもおかしくないことを意識し、ふだんから地震への備えをすすめるよう呼びかけています。今後30年以内にという言葉に惑わされることなく、改めて、直近にも巨大地震が起こるのだという意識をもって、速やかに地震が起こった際の避難を含めた取るべき行動と必要となる備えについて検討したいと考えています。