第78回岸高祭(文化祭)2日めを開催

 昨日6月21日(土)、第78回岸高祭(文化祭)2日めを開催しました。土曜日であり、生徒のご家族、本校卒業生以外の一般の方の入場も可能としていたこともあり、2,770名の方にご来校いただきました。8:50の開門前から終了まで、たくさんの方に来ていただいているなと感じていたとおり、昨年度の2,187名をはるかに超える人数となりました。インスタグラムによる事前の発信が、来校者数増加の要因の一つであると考えており、改めて情報発信の大切さを実感したところです。

 昨日は数多くの皆様方にご来校いただき、感謝します。どうも、ありがとうございました。本校の廊下は狭く、特に、3,4階は通り抜けることさえ容易ではないほど混雑した時間帯があったと思います。生徒たちが楽しそうに活動している姿を見ていただけたでしょうか。そして、岸和田高校に対して好印象を持っていただけたのであれば嬉しいです。

 これまでの校長ブログにおいてもお知らせしてきましたが、昨日は3,4階の普通教室では1,2年生各クラスによる企画や食品バザー、展開教室や特別教室などでは文化部を中心とした展示・イベントや販売など、視聴覚室では軽音楽部によるライブ「KISHIROCK 2025」を行いました。

 また、岸高ホールでは芸能祭(2日め)として、ギター部、少林寺拳法部、音体部、演劇部、ブラスバンド部が順に公演を行い、日頃の取組の成果を発表しました。

 さらに体育館では「有志イベント」として、ブラスバンド部を引退した3年生による演奏、「Kishiko MC Battle」によるHip Hop、有志の生徒によるバンド演奏やダンスパフォーマンス、音体部を引退した3年生メンバーLino'aによるダンスパフォーマンスを行いました。

 一昨日のブログでも書いたとおり、私は時間の重なりがある中、できる限り多くの生徒たちの活動を見ようと、分刻みで計画的に移動しました。特に、部活動の公演を行う岸高ホールと軽音楽部がライブを行う視聴覚室とは、行ったり来たりという状況でした。これも3年生の演劇をすべてプレ公演で観て、1日めに文化部の企画はほぼ回り終えていたからできたことです。

 最初に岸高ホールでのギター部の公演へ。次の公演までの間、一昨日回れていなかったリビング部に行き、少林寺拳法部の公演のため岸高ホールに戻りました。終了後、1,2年生がクラス企画を行っている3,4階の教室の様子を見て回りました。

 そして、音体部のダンスパフォーマンスの後、PTAが販売を行う会議室に立ち寄り買い物をし、軽音楽部「幹部バンド78」のライブに行き、途中で抜けて演劇部の公演を見ました。終了後、軽音楽部「Lit Cats」のライブに途中から合流しました。そして、軽音楽部「Citrus」のライブに、途中で抜けてブラスバンド部の公演を見た後、最後に軽音楽部「cogtatey」のライブに行くという動きでした。

 ギター部の演奏を聴くのは、昨年12月末のコスモスシアターでの泉南地区音楽会以降、今回が3度めでした。「高嶺の花子さん」を聴くのも3回めになりますが、どんどん上達しており、4月の岸城神社での演奏からも大きな成長を実感したところです。

 リビング部では手づくりの小物が販売されていました。すべて手づくりにもかかわらず、その種類の豊富さと品数の多さに驚きました。部員に聞くと、時間のある時に作りためていたということでした。

 少林寺拳法部の演舞は今年度に入ってから、4月の景美女子高級中学との交流の場面、先日の少林寺拳法春季大会で見ています。春季大会での真剣な表情とは全く異なり、今回は寸劇の中での楽しい演舞を見せてもらいました。また、会場の方々を巻き込み、楽しい雰囲気ですすめていました。

 3,4階の教室を回った時にはすでにたくさんの方が入場されており、廊下を行き交う人で一杯になっていました。どのクラスにも入室するための列ができており、とても盛況でした。生徒たちは大きな声を出しながら呼び込みをしていました。私にも多くの生徒が声を掛けてくれたのですが・・・教室内に入ってゆっくり楽しむ時間をとることができず、申し訳ない気持ちでいました。

 特に、今回の企画の中で感心したのが、1年8組のコーヒーカップです。下の写真にもあるとおり、生徒たちが制作した木製のコーヒーカップで、全体が回転する中、コーヒーカップ自体をも乗っている人が回転させることができる本格的なものでした。人が乗っても動くことから、きちんと設計されていることが分かりました。昨年度の文化祭で制作されたクレーンゲームにも驚きましたが、それに続く大ヒット作であったと思います。

 音体部のダンスパフォーマンスは常に満席になる芸能祭2日めの大人気の公演です。今年度は事前に整理券を配付したことで、スムーズに始められたようです。私自身も音体部のダンスを観る機会は意外と少なく、とても楽しみにしていました。バレエを取り入れたようなダンスも交えながら、アンコールを含め、多くの曲でダンスが披露されました。照明にも工夫が見られ、とても好印象でした。特に、2年生はクリスマスコンサートまで、悔いのないよう取り組んでください。修学旅行の交流でも踊ってくれるのかな。また、部全体としても今後行われる大会などで、日頃の練習の成果を発揮してくれることを期待しています。

 生徒たちのみならず、PTAの方々には会議室において、クッキーやパン、コーヒー、そして岸高のトートバッグやタオル、缶バッジなどのオリジナルグッズの販売を行っていただきました。私も岸高クッキーとオリジナルトートバック、缶バッジ、そして、クリームパンとドーナツを購入しました。トートバックは最後の1つであったということで、何とか購入することができました。使用することなく、大切に飾っておきたいと思っています。

 軽音楽部「幹部バンド78」は、メンバー全員が浴衣姿でのライブでした。現3年生幹部のメンバーが昨年校長室に来てくれたのをきっかけに親しくなり、多くの機会で演奏を聴いてきました。これで引退だと思うと、何か寂しく感じています。

 演劇部の公演名は「メタンチリハナビレート☆」でした。今回の脚本は演劇部顧問の鈴木首席が書いたそうです。設定が複雑で興味深く、これまでの作品と同様、観終わった後に不思議な感覚に包まれる演劇でした。今回の劇では多くの1年生が出演しており、これからのさらなる成長に期待感を持ちました。部員数も増え、1,2年生が一体となって、この間の演劇部の活躍ぶりを継承していってください。また次回、皆さんの劇を観ることができる機会を楽しみにしています。

 軽音楽部「Lit Cats」のライブは途中からになってしまいましたが、何とかメンバー一人ひとりが紹介とメンバーへの思いやこれまでを振り返っての一言を喋る場面に間に合ってよかったです。それぞれが感謝の気持ちと熱い思いを伝えていたのが印象に残りました。

 軽音楽部「Citrus」のライブは途中までとなってしまいましたが、「幹部バンド78」と同様、親しみのあるバンドです。かなり長い間、聴いていますが、上手くなったなと実感しています。お疲れさまでした。

 ブラスバンド部の演奏は様々な機会に声を掛けてもらいながら、数多く参加しています。ただ、5月5日の定期演奏会にて3年生が引退してからの演奏を聴くのは初めてでした。またこれから演奏する機会は多くあると思いますし、夏の吹奏楽コンクールに向けての練習も大変になるかと思いますが、一人ひとりが技能を高めながら、部全体としての実力の向上をめざしてもらいたいと願っています。これからも様々な場面で演奏を聴かせてください。

 今年度の文化祭の最後を締めくくるのは軽音楽部「cogtatey」のライブとなりました。ブラスバンド部の演奏が終了してからでも時間に余裕があると思いながら視聴覚室に行ったところ、すでに図書室前まで入場の列ができていました。私が並んだ後も次々と列が伸び、おそらく教務室前ぐらいまで続いていたのではないかと思います。本当に入れるのかと心配になっていました。そのような中、座席の両横には立ち見席を、座席の間には座ってもらい、何とか並んでいた全員が入れたようです。よかったです。

 私が「cogtatey」を知ったのは昨年5月の「岸和田音楽祭'24」(市民フェスティバル)で、もう1年以上前になります。その時は岸和田駅近くのステージで3曲を披露しました。いずれも疾走感のあるテンポよいメロディと力強いボーカルの歌声が魅力的だと感じました。また、演奏が素晴らしかったことよりも、メンバー6人のその時の対応、人柄のよさがとても気に入り、それ以来のファンでもあります。

 ライブの様子はここまでの内容で十分伝わったような気がしていますが、言葉で表現するのが難しいほど、とても盛り上がりました。ボーカルの会場の全員を巻き込む力は凄いなといつも感心させられます。また、このライブで引退するにあたって、感謝の気持ちを込めて歌ったSUPER BEAVERの「ありがとう」は心にしみました。私こそ「ありがとうございました。お疲れ様でした。」と伝えたいです。

 今回、残念ながら、体育館で行われた「有志イベント」には行くことができませんでした。引退したブラスバンド部3年生の演奏や、音体部3年生のダンスも見たかったです。また、「Kishiko MC Battle」は校長室に来てくれた1年生ですよね。行けなくてごめんなさい。また、やってみた印象や感想について報告に来てくれたら嬉しいです。

 なお、各クラスや文化部による発表以外に、本校ではこれまで文化祭における企画として、各クラスがクラスのテーマに沿って作成した「クラス旗」の出来栄えを投票により競う「SFC(School Flag Competition)」を行っていました。ただ、今年度からは「クラス旗」ではなく、「クラスTシャツ」のレイアウトやデザインなどの評価を投票により競う新たな企画「CTC(Class T-shirt Competition)」を開始しました。投票の結果、今年度の「CTC」で各学年1位となったのは、1年3組、2年8組、3年6組でした。

 その順位発表は閉会式で行われ、発表の方法はあの「格付け」と同様、自治会の生徒がその教室を訪れるという形で行われました。私は閉会式の開催にあたり、3年5組に入らせてもらっていましたが、残念ながら3年5組には来てくれませんでした・・・

 昨年度は、各クラスが作成した24の「クラス旗」が中庭に掲げられ、それを眺めるのもよかったなという感想は持ちましたが、今回の新たな企画「CTC」が生徒たちに定着すれば、さらにもっと面白い企画に発展していくのだろうと期待しています。また、すべてのクラスのTシャツを比較して見ることができるとともに、前からも後ろからも見ることができる工夫があればよいなと感じました。現物を見ることも大切でしょうが、デジタルで確認できるのもよい方法かもしれないなと思いました。

 校長として4度めの文化祭が終わりました。毎年、前年度のイメージを越えてくる生徒たちのパワーに底知れない力を感じています。特に今回は学年間、また学年を超えた生徒どうしのつながり・強い絆を感じられた点がよかったと思います。最後の写真は2日めの終了後にも自然と中庭に集まってきた生徒たちを撮影したものです。

 生徒たちには常に「楽しく充実した高校生活を送ってほしい」と伝えていますが、その意味でも、学校行事の意義を再確認したところです。

 最後になりましたが、今年度の文化祭実施に向け、準備をすすめてきた生徒の皆さん、先生方、お疲れ様でした。明日23日(月)は代休となります。生徒の皆さんは、また24日(火)から気持ちを切り替え、次は期末考査に向けて学習に力を注いでください。

 6月20日、21日の文化祭にご来校いただいた皆様方に感謝申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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