９月30日（月）７限LHR、１，２年生が次年度の選択科目説明会を実施している時間に、３年生は第１グラウンドにおいて学年集会を行いました。そして、その後、卒業アルバムに掲載するための３学年生徒全員による集合写真を撮影しました。当日は９月末日にもかかわらず、日差しが強く、とても暑い日でした。
学年集会では最初に３学年の生活指導担当の教員から、その後学年主任から、それぞれ、日頃の生活習慣や学習態度などの点において、残り少なくなった高校生活について生徒たちに望むことを話していました。３年間ずっと生徒たちの指導・支援に尽力してきた２人だけに、とても思いのこもった話しでした。生徒たちにはぜひとも、その願いと期待に応えてもらいたいと感じました。
２人からの話しが終わった後、学年集合写真撮影のため、クラスごとに所定の場所に移動し、ドローンにより上空から集合写真を撮影しました。どのような写真になったのか想像できないこともあり、まだかなり先にはなりますが、今から卒業アルバムを見るのを楽しみにしています。
当日の報告はここまでとし、私からも３年生の皆さんへの思いを伝えさせてもらいます。岸和田高校に入学して、早や２年半の年月が過ぎました。日々、精一杯取り組む中で、楽しいことや嬉しいこと、しんどいことや悲しいことなど、様々な出来事があったと思いますが、あっという間に時間が過ぎたと感じているのではないでしょうか。振り返ってみると、その当時の行動や感動が鮮明に蘇るのではないでしょうか。その時の発言や行動を今でも後悔しているようなこともあるのではないかと思います。
皆さんと同じ令和４年４月１日に校長として着任した私自身もそのように感じています。入学式が４月２日であると聞き、慌てて「式辞」で皆さんに何を伝えようか考えたことを、つい先日のように覚えています。それ以降ずっと皆さんの姿を見てきましたが、77期生の皆さんは主体的に楽しみながら様々なことに取り組み、その中で多くのことを考え、学びながら、大きく成長したと思います。皆さん自身もその成長を実感しているだろうと思います。私は皆さんにこれまで、「楽しく充実した高校生活を送ってほしい」と言ってきましたが、まさしくそのことを体現してくれていると思っています。
高校生として残り半年、卒業までは５か月を切りました。皆さん方の多くが、これから大学受験を控え、今まさしく、精神的にも体力的にもしんどい日々を送っていることと思います。これまでから「目標を持ち、その実現に向け、計画を立てて実践する」、「日々忙しい中、時間を無駄にせず効果的に使う」などと言ってきました。改めて、それらの言葉を意識しながら、後悔することのないよう、「高い志」をもって取り組んでもらいたいと願っています。
大学受験では結果が求められます。ただ、大学に入学することがゴールではないため、私はそれに向かう取り組み方（経過）のほうが大事だと考えています。一方、「終わりよければ全てよし」のように、どんなに最初や途中の経過がよくても結末がよくなくてはだめだという考えもあります。高校から大学へと繋ぐ大学受験は、皆さんの高校生活の集大成だとも言えます。繰り返しになりますが、素晴らしき高校生活の締めくくりとして、後悔することのないよう、結果にもこだわりをもって取り組んでほしいです。とはいえ、常に言っているように、自分自身を追い込み過ぎて、しんどくなるようなことはないようにしてください。
残り５か月、岸高生として、楽しく充実した高校生活を送ってください。
追記します。先ほど掲載してから分かったのですが、今回の投稿が今年度 "77回めの投稿" でした。このようなことも生活している中でのちょっとした驚きと喜びですね。
