10月23日(木)に、視聴覚室にて3年生の人権HRがありました。
「部落差別問題についての講演と和太鼓演奏会」が開催されました。この取り組みは、生徒たちが差別の歴史や現状を学び、共に考える貴重な機会となりました。
講演は、迫力ある和太鼓の演奏からスタート。太鼓の力強い音が視聴覚室に響き渡り、生徒たちはその迫力に圧倒されながらも、演奏者の思いに耳を傾けました。
演奏後には、太鼓と部落差別の関係についての講話が行われました。太鼓づくりに携わる職人の名前が、差別の影響で太鼓の内側にしか書かれないという事実に、生徒たちは驚きと疑問を抱きました。
講師の方々は、部落差別の歴史的背景や、現在も残る差別の構造について丁寧に説明してくださいました。江戸時代から続く差別の慣習が、現代にも形を変えて残っていることが示され、生徒たちは「知らなかったことを知る」大切さを実感しました。
今回の講演と演奏会は、単なる知識の習得にとどまらず、生徒一人ひとりが「差別とは何か」「自分にできることは何か」を考えるきっかけとなりました。和太鼓という文化を通じて、差別の問題を身近に感じ、未来に向けて行動する力を育む時間となったことは間違いありません。
泉北高校では、今後もこうした人権教育を通じて、生徒たちが多様性を尊重し、共に生きる社会を築いていく力を育んでいきます。
 
 
 
 