8月7日(水)、8日(木)の2日間、神戸国際展示場にて、『令和元年度SSH生徒研究発表会』が開催されました。
国内参加校218校、海外からの参加校23校、参加総数は4,500人以上とまさにSSHの一大イベント、お祭りです。
まずはじめに、京都薬科大学名誉教授の桜井 弘 様より「周期表誕生150年 メンデレーエフの努力と天才」との演題でご講演いただきました。
2019年は、ドミトリ・メンデレーフが元素の周期律を発見してから150周年の記念すべき年ということで、このSSH生徒研究発表会で配付されたクリアファイルも周期表をテーマとしたものでした。
元素記号を用いた"おもてなし"
「O(酸素)」「Mo(モリブデン)」「Te(テクネチウム)」「Na(ナトリウム)」「Si(ケイ素)」
2020年、東京オリンピックを控えたこの時期にはぴったりのユーモアあふれるグッズでした。
全国のSSH校が一堂に会して、日頃の研究の成果を共有し、学びあい、高めあう知の祭典。
・身近な疑問から出発した研究
・地域の特色を生かした研究
・地球規模の課題に挑戦した研究
・先輩からの先行研究を引き継ぎ、新たな視点を加えた研究
など、それぞれの学校の個性が光る興味深い発表の数々でした。
発表者や参加者の皆さんが、生き生きとプレゼンし、議論する姿がとても印象的でした。
本校代表の3年生3名は『ペクチンを用いた生分解性を示す高吸水性高分子の創製』とのタイトルで、PCやタブレット、ホワイトボードも活用しながら自分たちの研究を、熱意を込めて2日間発表してくれました。
残念ながら受賞には至りませんでしたが、彼らのアカデミックで一生懸命な姿は、バスでの発表会見学研修に参加した1・2年生をはじめ、後輩たちへのよき刺激となったことと思います。
今回の学びや経験が今後の本校の研究活動の発展につながることを大いに期待しています。
「0から1を生み出す研究」「真理の実験」など心に残るお言葉、ありがとうございました。
末筆ではございますが、生徒研究発表会の開催に際しまして、企画運営いただきました関係者の皆様方に厚く御礼申し上げます。
(化学科:吉田拓郞)