【第19回 探究講座:知的財産権と特許(基礎編)】
~ 研究者に必要な世界 ~
日時:1月19日(水)17:00~18:00
場所:化学講義室
生徒:計5人
( 2年0人 / 1年5人 希望者のみ )
教員研修として参加した顧問:計1人 ( 化学科 )
内容:一般に世界で活躍している研究者の成果物として
「論文」であり、一方、技術者の成果物として
「特許」が挙げられる。ただし、これからの時代
は研究者や技術者に限らず、特許の重要性が増し
ていく時代である。日本の学校教育で知的財産の
分野が非常に遅れており、欧米をはじめ中国や
韓国といったアジアの隣国では、高等学校までの
教育に知的財産権という法律を当たり前のように
重視され学んでいる。探究ラボでは大学に進学す
る前に本講座を通じて、知的財産の意義を学習し
今後の社会で必要とされる一般知識として学んで
もらい、一般社会の常識として素養を身に付けて
いくことを目的として学習する機会とした。
そして、特許を申請する上で明細書の書き方や
そのポイントを説明し、講座担当者がかつて申請
し特許庁に提出済みの書類がネットを通じて自由
に閲覧できることも学んでもらい、担当者自身が
ノートパソコンの基幹部品として商品化に成功し
た際の特許を生徒と確認しながら、記載すべき
項目はもちろんのこと社会の課題点を常に把握で
きていないと特許として書くことができないこと
も分かり、日頃の探究チャレンジの授業の重要性
改めて認識できる機会ともなった。知的財産に
関する法律を今後、興味関心をもって日頃の高校
での学びを繋げてもらいたい。
■講座の構成
①研究者の活動とは!?[復習]
②"特許"とは一体何か
③知的財産の種類と事例
【 本講座の様子 】
【 生徒への配布した特別教材:計5枚 】
以 上
探究ラボ主担 三好 達夫 ( 化学科教諭 )