「オーストラリア研修」に向けた英語研修を実施

 昨日、1月29日(月)9:00から、「オーストラリア研修」に参加する生徒を対象とした英語研修を実施しました。1,2年生にとっては1月27日(土)に開催した「文理課題研究発表会」の代休日でしたが、3月4日(月)からオーストラリアに行く前の事前研修として、ディスカッション形式で行われる現地の授業を事前に体験してもらうことを目的として、ネイティブ講師によるオールイングリッシュの研修が行われました。1月11日(木)に「ホームステイオリエンテーション」を実施しましたが、それに続く最後の事前研修でした。4名の講師が来校し、生徒たちは2年1組から4組までの4教室に分かれて研修プログラムを受講しました。

 そのカリキュラムはLesson1からLesson5の5つに分けられ、9:00~14:50までの時間帯で実施されました。Lesson1では「オープニング・セレモニー」として、自己紹介の後、アイスブレイクのためのアクティビティなどが行われました。Lesson2では「ディスカッションの基礎」として、ディスカッションの基本表現とルールを学んだ上で、自分の意見を論理的に述べたり、様々なテーマについて話しをしたりしました。Lesson3では「ディスカッション実践①」として、身近な多様性をテーマとしたグループディスカッションが行われました。昼休憩をはさみ、13:00からのLesson4では「ディスカッション実践②」として、英語習得と海外留学をテーマに、海外で学ぶことの意義について複数の観点からグループで意見交換し、簡潔にまとめた後、発表しました。そしてLesson5では「ショートプレゼン」として、海外研修に向けて講師の異文化体験を共有しフリーディスカッションを行うとともに、海外研修への抱負・目標について、生徒一人ひとりがプレゼンテーションを行いました。そして研修の締めくくりとして、講師から全体講評が行われ、終了しました。

 昨日は各教室にお邪魔し、講師のオールイングリッシュでの話しを頷きながら聞いている姿やグループでディスカッションを活発に行っている姿、一生懸命に自分の考えを英語で伝えようとしている姿などを見せてもらいました。校長として、そうした生徒の姿を見て、嬉しく、また頼もしく感じました。

 英語力については大学受験で問われるのですが、私の場合、社会人になってからは数学科・情報科の教員でもあり、英語力が求められることはほとんどありませんでした。もし、そのような場面があったとしても、数学・情報だからと逃げていたのだろうと思います。ただ、校長としては、英語で挨拶したほうがよい場面があるのかもしれませんが・・・。

 しかし、社会のグローバル化がすすむ中では、多くの職業で、もしくは職業にかかわらず、英語力が求められる場面は増えるだろうと思います。このことは、英語力があれば活躍する場が広がり、それが大きな強みになるということです。自動翻訳機がどんなに進化したとしても、円滑で和やかなコミュニケーションが求められるビジネスシーンなどでは本当に役に立つのか疑問です。

 このようなことを考えると、これからのグローバル社会を生きる生徒の皆さんには、明確な目的・目標を持ち、主体的に英語力の向上に努めてもらいたいと思っています。その目的・目標は大学受験だけではありません。少なくとも私のように英語に対する苦手意識を持つことなく、普通に英語で会話できるようになってもらいたいです。

 昨日Lesson5において、海外研修への抱負・目標について、複数名のプレゼンテーションを聞きましたが、やはり英語力を身に付けたいという内容が多くありました。確かに、今回のオーストラリア研修は、英語力を高める大切な機会であり、貴重な体験となるはずです。出発まで残り1か月僅かとなりました。ぜひとも参加する皆さんにとって有意義な研修となるよう、これからますます自分自身の前向きな意識を高めていってください。

 次回、「オーストラリア研修」に参加する生徒が集まるのは2月16日(金)の渡航前最終説明会になります。その際には保護者の方にもご参加いただきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いします。

  

  

  

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