昨日の7月20日(月)、文部科学省によるSSH(スーパーサイエンスハイスクール)平成29年度指定校(全77校)の中間評価結果の発表がありました。これは有識者による研究開発の進捗状況等の評価を行い、各学校がその時点における研究開発等の内容を見直す機会とし、事業の効果的な実施を図ることを目的とするもので、本来ならば今年の3月に発表される予定のものが、新型コロナの影響でこの時期にまで延び延びになっていました。
本校は、「これまでの努力を継続することによって、研究開発のねらいの達成がおおむね可能」と判断され、6段階ある総合評価の上から3番目の評価を受けました。分布をみますと、最上位の評価を受けた学校は6校:7.8%、2番目は14校:18.2%、本校が入った3番目は21校:27.3%となっています。また、項目別では、
① 研究計画の進捗と管理体制、成果の分析に関する評価
② 教育内容等に関する評価
③ 指導体制等に関する評価
④ 外部連携・国際性・部活動等の取組に関する評価
⑤ 成果の普及等に関する評価
⑥ 管理機関の取組と管理体制に関する評価
と6つある評価項目の内、本校の評価は
⑤については「評価項目の内容が十分達成されており、特に程度が高い(=5段階評価の5)」、
①、②、④、⑥については「評価項目の内容が十分達成されている(=5段階の4)」、
③については「評価項目の内容の達成がやや不十分であり、一部改善を要する(=5段階の3)」
という結果となりました。
特に⑤の評価が5であるのは3校:3.9%のみで、全国トップの高い評価をいただきました。他の項目についても本校の教職員のこれまでの頑張りをよく理解していただいた様ですが、一方で総合評価が上位2段階に入らなかったのは3の評価が一つあったことが要因のようで、これについては正直、悔しい思いがしています。この評価結果を真摯にとらえ、これからのSSHの取組みの工夫・改善に生かしていきたいと、決意を新たにしているところです。
【参考URL:文部科学省スーパーサイエンスハイスクール(平成29年度指定)の中間評価について】
< https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/mext_00029.html >