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【探究ラボ】活動報告 7/14(水) 《 A・F班の研究発表 / 第6回探究講座 》

===【全体会】===

日時:7月14日(水) 13:30~14:30 

場所:物理実験室 ( 理科棟2階 )

生徒:計15人 ( 3年4人 / 2年4人 / 1年7人 )

    欠席7人( 3年2人 / 2年4人 / 1年1人 )

A班・F班の担当顧問:1人出席( 物理科 ) / 3人欠席

他のラボ顧問:5人参加

      ( 化学科3人、数学科1人、生物科1人 )

内容:研究の進捗報告は、A班(肥料化に適した食品の

   研究)とF班(連続セル・オートマトン「レニア」

   の拡張)の2班でして、以下の通りの様子となり

   ます。以上でA班からF班の研究内容を把握し

   た1年生は6つの研究班へ配属するか、新規で

   研究班を立ち上げるかを30日(金)までに行い

   ます。その後、本格的に全班で大阪サイエンス

   デイ出場を目ざして研究生活を進めます。どん

   どんと意欲的に研究生活を進めていきましょう!

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【畷高の先輩による特別講話】

講師:本校73期卒業生 / 2021年度学生TA登録済

   ( 神戸大学 国際人間科学部 環境共生学科 1回生 )

紹介:当該卒業生は、学業・部活動・課題研究の3つ

   を3年間日々の努力を怠らずに全力で取り組み

   今春より大学進学を果たした卒業生であります。

   探究ラボには所属はしてませんでしたが、これ

   までのラボ生の活動に匹敵するくらい、いや

   それ以上に化学や生物の分野において探究活動

   を続けてきました。

内容:畷高生活3年間どのような意識で過ごしていく

   べきかを自身で考えて実行していくことの大切

   さをラボ生に熱く語ってくれました。

   探究ラボ、日頃の学業、部活動、各種行事とも

   個人で出来ることを頑張っていくことも大切で

   あるが、身近な同級生の仲間や先輩、後輩との

   関わりをたくさん持つことで自分自身の考え方

   がさらに広がっていき、徐々に人間的にも成長

   していくことをラボ生に伝えてくれました。

   講演後、ラボ生より感想を聴いたところ、この

   探究ラボの"研究活動"が、"自身の成長のほか、

   誰かのために・・・"という主旨の取り組みを

   行っているので、先輩の話を聴いて今の自分に

   とって、一番大切なことに改めて気付かされた

   との主旨の反応もありました。ラボ生にとって

   良い刺激であったと思います。

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【第6回 探究講座:コミュニケーションの大切さ】

日時:7月14日(水)14:30~16:30

場所:物理実験室 ( 理科棟2階 )

生徒:計14人

   ( 3年4人 / 2年3人 / 1年7人 希望者のみ )

内容:ラボ生の科学的リテラシーの基礎力を身に付け

   ることを目的に「探究講座」を全体会の後に、

   希望生徒を対象に教員が企画し開催しています。

   今回のテーマは「コミュニケーションの大切さ」

   となります。

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私(ラボ主担の三好)が大学院修了後、民間企業への就職し某電機メーカーで10年以上エンジニアとして、企画・研究・開発・生産・販売・製造・営業・経営・管理の一通り実践した者として、国内外で経験し社会人として最も重要と学んだ「コミュニケーション力」の意義をさまざまな観点からの実践例をラボ生にありままを紹介いたしました。

また、現実問題として偏差値で分類した大学の学歴と社会貢献(企業であれば利益を生み出す実績)とは、強い相関性があるとは言えない客観的な実データの紹介しました。多くの企業が求める大学生の視点として、"学歴"よりも"コミュニケーション力"をもった学生と多くの企業の人事に携わっている方の見解である事実も紹介しました。この考え方も今や当たり前の見方にはなっており、日本社会の誰でも把握している云わば"常識"にもなっています。

よって、探究ラボの探究活動の礎として、まずは円滑な人間関係を構築する"コミュニケーション力"の大切さを身に付けることを3年間の活動目標としています。ちなみに探究ラボは設立5年目に入りましたが、過去のラボ生の中でも特にこの素養が強く身についている生徒は、学業・部活動・行事そして探究のすべての活動において活躍していたのは言うまでもありません。

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後半は、コミュニケーション力を図るペアワークとして「お互いの共通点1分間で10個あげてくだささい!」など、人間の"心の規制"を外すことの大切さに気付かせる取り組みだったり、人間関係を構築するための簡単なテクニック編の紹介、そしてそのクイズなども行ったり「コミュニケーション」の取る大切さとその難しさをラボ生に体験してもらい、現状ではまだ社会では生きていけないことに気付かされたようでした。そこで、私から日頃からできる「挨拶」を相手と目と目を合わせて、且つ笑顔で気持ちよく日々過ごしていこう!と彼らにアドバイスをしました。挨拶を通した"コミュニケーションの実践"を通じて、1年後の彼らの"人間的な"成長をまずは見守っていきたいと思います。

最後に、私がグローバルで観てきた尊敬すべき社会人の考え方の共通点で、ラボ生たちが是非とも目ざして欲しい7ヶ条をメッセージとして伝え、2時間の講座を終えました。

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《 社会で成長し続けている"大人"たち共通点7か条 》

1.「できない」/「無理」では進まない。

  「まずやってみよう!」の知的好奇心が大事。

2.文系・理系の分野関係なく興味を!

  専門一つでは陳腐化する。

  広い専門的視野をもち、井の中の蛙にならない!

3.知識の蓄積も大事!

  しかし、知恵として活かせねば単なる自己満足

  誰かの為に社会の為に!の意識は常に持つこと!

4.独りでは生きてはいけない。

  専門外の人との交流を避けるな!

  リーダーシップと人間的な魅力を持とう!

5.とことん最後まで責任をもって、こだわりぬく!

  何事も一旦着手したら、最後までやりきる!

6.過去の呪縛を吹きはらい斬新的な考えを大切に!

  何もしないは退化と同義。

  何もしなければ失敗すらしない!

  評論家ではなく、冒険家になろう!

7.仲間への思いやり、

  仲間の成長を促す環境づくりが唯一の仕事!

  仲間の成功・幸せが、

  自己の最大の喜びとの心をもとう!

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【 本講座で使用したPowerPoint資料 計36枚 】

 ⇒ 希望するラボ生には全員プレゼントしました!

探究ラボ主担 三好 達夫 ( 化学科教諭 )