【探究ラボ】ゼロカーボン・ダイアローグ

8月18日(金)と25日(金)の2日間、大阪府環境農林水産部主催の「ゼロカーボン・ダイアローグ」に、本校探究ラボ生が参加しました。

「ゼロカーボン・ダイアローグ」とは、2050年の府域のCO2排出量実質ゼロ、すなわち脱炭素社会の実現を目指す大阪府が、異分野・多世代の人との対話を通じて、府民や事業者などあらゆる主体の意識と行動を変える啓発事業です。4回目を迎えた今回は【化学×混ぜる×アクション】をテーマに、京都大学大学院理学研究科の北川宏教授、株式会社第一精工舎代表取締役社長の石田恭彦社長、そして次世代の環境課題解決を担う若者として本校探究ラボ生が対談会に参加しました。

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8月18日(金)には、25日の対談会に先立って、株式会社第一精工舎の工場見学に行きました。フリーブレンド工法という技術を用い、これまでであれば捨てられていた資材(牡蠣殻、噴石、紙屑、卵殻)を少量のプラスチック原料と混ぜて、新しい素材にリメイクする様子を見学しました。廃材活用と減プラスチックでCO2削減に貢献し、廃材を活用する未来への仕組み作りを実践する第一精工舎さんに非常に感銘しました。

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8月25日(金)の対談会当日は大阪府公館にて、北川教授と石田社長と本校探究ラボ生から3人の合わせて5人での対談会が行われました。なお、この企画は大阪府Youtubeチャンネルにてアーカイブ配信があること、さらにはFM大阪の番組でも取り上げられることもあり、参加した生徒たちは緊張していました。

まず前半には、「京都大学の北川教授の研究内容」および「石田社長による株式会社第一精工舎の取り組み」を環境問題に掛け合わせて説明していただきました。後半には、本校探究ラボ生が畷高で行っている研究テーマをそれぞれ5分程度でプレゼンさせていただきました。研究発表内容は「カゼインプラスチックの強度向上」、「サボニウス型風力発電の発電効率向上」、「人工ルビーの生成」であり、発表後は研究者および実践者の観点から様々な質問やアドバイスをいただくことができました。終盤には、なんとNMB48から2名スペシャルゲストとして参加してもらい、探究ラボの活動について激励をいただきました。さらには、大阪府の吉村府知事からのビデオメッセージもいただきました。

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本校が取り組む探究活動は「身近な課題を解決する仮説を立て、検証・考察する」という特徴のもとテーマが生まれることが多いですが、その身近な課題を解決するプロセスが、環境問題などこれからの社会の課題を解決することに繋がることを体感しました。今回のゼロカーボン・ダイアローグを通して、新しい価値観・研究へのモチベーションを高めて今後の探究活動に励みましょう。Youtubeでのアーカイブ配信が楽しみなってきました。四條畷高校の皆さん、配信されましたら是非ご視聴のほどよろしくお願い致します。

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文責:GL部SSH担当 川口(理科)