4/8(木)第76回入学式、前期始業式

 柔らかな春の日差しが降りそそぐ中、4月8日の午前に始業式、午後からは76期生の入学式が執り行われました。

 入学式は、新型コロナウイルス感染症対策のため参列者を制限した式となりました。

 式の中では、吹奏楽部が体育館2階ギャラリーにて新入生入退場のための曲を演奏。また第九ソリストやコーラス同好会が校歌を披露し、76期生を歓迎しました。

 山上浩一校長先生は式辞の中で、「自分の可能性への挑戦」、「多くの本を読み、考える」そして「人に対する思いやりの気持ちを大切にしてほしい」ということを心に留め、この3年間で大きく成長してほしいと、新入生に祝いの言葉を贈りました。

*学校長式辞【抜粋】

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。教職員を代表して心からお祝いを申し上げます。 

 皆さんも、本校の伝統である「勤倹力行」「質実剛健」の姿勢を継承しながら、すぐれた先輩方のあとに続くよう、常に「高い志」を抱き、日々の努力を重ねて学校生活を送ってもらいたいと思います。

 茨木高校の生徒として新たなスタートを迎える皆さんに三つのことを伝えておきたいと思います。

 一つめは、「自分の可能性への挑戦」ということです。

皆さん一人ひとりは、それぞれ無限の可能性を持っています。それゆえ、自分の可能性に自分自身で制限を設けないでください。また、高校生活を先生から与えられたことだけを行うという受け身ではなく、失敗を恐れず何事にも積極的にチャレンジして下さい。「失敗や挫折は成長の糧」とよく言われますが、高校時代に様々なことに果敢にチャレンジして、失敗や挫折を経験し、それを乗り越えてほしいと思います。

 二つめは、「多くの本を読み、考える」ということです。

人は読書によって磨かれ、読書によって論理的な思考力と想像力を養うことができます。また、読書によって、私たちは、古今東西、世界中の著者と時間と空間を越えて「対話」ができます。私たちは、その時代、その地域に行くことはできないが、本を読むことで疑似体験し、知見とイメージを得ることができます。このようなことから、皆さんも高校三年間で多くの本を読み、著者と「対話」をし、想像力を広げてほしいと思います。

 三つめは、「人に対する思いやりの気持ちを大切にしてほしい」ということです。

皆さんは一人ひとり、かけがえのない存在であり、他の人々もまた、かけがえのない存在です。そのかけがえのない自分自身の良さを、まずしっかりと認識し、同時に他人を思いやり、支え合い、互いに切磋琢磨してほしいと思っています。

 皆さんが、お互いの違いを認め合い、尊重しあうことが出来る心豊かな人間として、本校で大きく成長してくれることを強く願っています。

 新入生の皆さん、さあ、今日から皆さんは「茨高生」です。皆さんには、先ほど述べましたが無限の可能性があります。私たち教職員は、皆さん一人ひとりが持っているすばらしい可能性をさらに伸ばしていけるように全力でサポートしていきます。今日から始まる皆さんの高校生活が、楽しく充実した素晴らしいものとなることを心から願い、私の式辞といたします。

76期生の皆さん、入学おめでとうございます。

2年生、3年生の皆さん、新たな1年の始まりです。

想いも新たに、高校生活の一日一日を、大切にすごしていきましょう。

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