3年ぶりに、「ほっとスクエア(世界の屋台体験)」を開催しました。以前は、留学生と郷土料理をいっしょに調理し、文化交流を行っていましたが、コロナ禍の今回は、「ワールドカフェin茨高」として、留学生の方々の出身国の「おやつ」をテーマに文化交流を行いました。第1部の終わりには、茨高から、知る人ぞ知る「茨高カステラ」が登場し、歓声が上がりました。(※ワールドカフェでいただいたおやつや、茨高カステラは袋に入れて、持ち帰りました。)
その後、休憩をはさんで第2部では、一画ずつ、リレーで漢字を完成させる「リレー書道」を行いました。各チームで完成させた「愛」、「夢」などの漢字を、校長先生にジャッジしていただき、それぞれの健闘を称え合い、大変盛り上がりました。
今回は、神戸大学からチリ、中国、ドイツ、スペインの留学生の方々が来校してくださいました。また本校に在籍している、エストニア出身の留学生も参加してくれました。私たち生徒にとって、貴重な時間になりました。来校してくださった神戸大学の留学生の皆様、本当にありがとうございました。
最後に、代表者とそれぞれの担当からのコメントです。
●「ほっとスクエア」代表より
まず、このイベントが開催できて、本当に良かったです。
コロナ禍で苦労の日々を過ごしてきた私たちにとって、今回、海外の方と話すことができた時間は本当に有意義だった
様々な国々の方々が同じ空間にいる時、話す第一言語は英語になります。 普段の英語の知識をフル活用して、 拙いながらも全力を尽くしました。合間合間に、 皆さんの共感が得られるフレーズを使うこと等、人前で話す上で、 大切なことを学ぶことができ、本当に良い経験になりました。
留学生の方々は、みなさん優しく、日本が好きな方ばかりで、 英語と日本語を交えて、 自国と「おかし」の関わりについて説明してくださいました。 また書道リレーを行った場面では、部屋の温度が上がったのではないかと感じるほどの熱気! 笑顔が絶えない、和やかな空気が流れていました。
この経験を糧に、 これからもたくさんの方と関わる機会を大切にしていきたいと思い ます。
●「お迎え・おもてなし」担当より
留学生の方々へのお土産を用意するのは大変でしたが、 その過程で日本の伝統的な張子の技術を学ぶことができ、 とてもよい経験となりました。また機会があれば、必ず参加したいです。
●「遊びで交流」班代表(リレー書道)担当より
私は「書道リレー」を企画しました。「書道リレー」は、各班で一人一画ずつ書いていき、班のメンバー全員で一つの漢字を完成させるという遊びです。その間、留学生の方々は漢字を書くのに苦労しておられましたが、表情はとても楽しそうでした。私たちが留学生の方の出身国の話を面白いと思うのと同じように、 留学生の方は日本の話や文化に触れて面白いと思ってくれているのだと実感することができ、とても幸せでした。
私は様々な国の方々と英語を通して交流するのがとても好きで、 以前にインドネシアから来られた方々のおもてなしスタッフにも参加しました。その時知り合ったインドネシアの方とはSNSでも繋がり、今でも交流しています。私は、 国際色豊かな茨木高校のプログラムを経験する中で、「国際的な仕事がしたい」 という目標をより一層、強く意識するようになりました。英語を学ぶ姿勢も変わりました。
幅広い選択肢を示してくれる茨木高校の校風がとてもいいな、 そう感じたプログラムでした。