岸高には府下の高校でも珍しい、コンピューター制御の本格的な天体望遠鏡があります。流れ星がよく見えると言われた8月12日(水)に天体部が集まり、その天体望遠鏡で星の観測を行いました。天体部顧問の報告です。
8月12日、天体部が本校でミニ観測会を行いました。今回はペルセウス座流星群の観測と大型天体望遠鏡の操作を身につけること目的としました。今春より活動の自粛が続いたこともあり、部員たちは楽しみにしていたようです。感染症拡大防止の対策もきっちり取りつつ、日の入りの前に、流星群の観測準備、そして望遠鏡の準備に入り、日が暮れてから観測を開始しました。(天体ドームは大きく開くため、換気は万全です。)
残念ながら観測中は薄雲が発生してしまい、流星群としては2時間で2個しか確認できませんでした。その代わりではありませんが、薄雲でもはっきり見える木星と土星を、望遠鏡でとらえることができました。(写真は、望遠鏡を通してスマホで撮影したものです。)
今回はノウハウを指導しながらの観測でしたが、次回からは部員たちだけで動いて、観測会の幅が広がればなぁと考えております。
生徒たちが天体望遠鏡から見た木星と土星はもっと鮮明だったでしょう。ライトアップされた岸和田城を背景に空の色が変わっていく様子も見ることができて、生徒たちもいい経験になったと思います。