78期生台湾修学旅行(3日め)報告

 修学旅行3日めの午前中は選択体験活動を行いました。初日の「淡水」か「十分」に行くかは各クラスの希望によるクラス別観光でしたが、この日の選択体験活動は生徒一人ひとりの希望に基づき、行き先を決定しています。したがって、生徒たちは朝食後、体験種ごとにバス(「エビ釣り+台湾茶」1台、「猫空」3台、「北投」1台、「基隆」1台、「野柳」1台、「パイナップルケーキ」1台、「足つぼ」1台の計9台)に乗り、現地に向かいました。

 私は「パイナップルケーキ作り体験」に同行しましたので、その様子を中心にお伝えさせていただきます。生徒28名がパイナップルケーキなどを製造する工場「維格餅家 (vigor kobo) 」を訪れました。製造工場とはいえ、パイナップルのトンネルをくぐり抜けて2階に上がるエスカレーター、プロジェクションマッピングの設備、台湾を紹介する動画を映し出す壁全面のスクリーンなど、まるでテーマパークのようなでした。

 到着後2階に上がり、職人の方の指導のもと、パイナップルケーキ作り体験が始まりました。といっても、すでに生地とパイナップル餡は用意されており、手で捏ねながら餡を生地で包み、型に入れるという作業でしたが。ただ、餡を生地で包む際に、均等でなければ餡が出てきてしまいます。ちなみに、私も体験しましたが、生徒からはセンスあるなと褒められ、喜んでいました。

 型入れまで終え、焼くのに30分ぐらいかかるとのことで、その後、工場内を見学・案内してもらいました。台湾を紹介するビデオはとても迫力があり、また台湾の魅力を知ることができました。その後、1階に降りて、パイナップルケーキをはじめ、様々な種類の店の商品を試食させてもらいました。バスに乗り込み、焼きあがった自分が作ったパイナップルケーキを配ってもらいながら、昼食会場となる飲茶料理店に向かいました。

 

 

 

 ここから私は行っていませんが、他の体験活動の概要について説明します。

 「エビ釣り+台湾茶」はその名のとおり、海老釣り体験を行い、その釣った海老を焼いて食べることができます。また、台湾茶を試食することができます。

 今回1番人気であった「猫空(マオコン)」は全長約4kmのロープウェイに乗って行きます。ロープウェイからは台北の街並みを一望できる絶景が魅力ですが、雨だったので視界は良くなかったのでしょう。

 「北投(ベイトウ)」は台北から約1時間にある温泉地です。1年中硫黄の煙が立ち込める地熱谷、北投温泉博物館や北投図書館を見学することができます。

 「基隆(キールン)」は台北から約50分、北端へ連なる山並みが海の中へ深く切れ込んだ所に位置する天然の良港として栄えた街です。漁港付近にはカラフルな建築があります。また、小高い丘の上にある中正公園内には22.5mの観音像や大きな弥勒仏像があります。

 「野柳(ヤリュウ)」は台北から約1時間、「野柳地質公園」は北海岸に突出した細長い岬です。1,000万年におよぶ地殻変動、海蝕、風蝕の影響を受けて奇怪な岩石が奇抜な海岸景観を見ることができます。

 「足つぼ」はその名のとおり、足つぼマッサージについての講義と実習を体験します。

 

 

 

 

 午前中の体験活動を終え、この7方面から同じ昼食会場に向かってくるため、最初に着いた生徒たちはかなり待ったと思いますが、全員が揃い、お待ちかねの飲茶をいただきました。ここでもたくさんの数の料理が出され、おそらく皆が満腹になったかと思います。昼食後は、1~4組はまず「九份」に行き、その後、免税店に。5~8組はまず免税店に行った後、「九份」に行きました。

 私は7組のバスでしたので、まずはお土産物を買いに免税店に行きました。お土産を買う最後の機会であり、生徒たちはたくさんの買い物をしていました。特に、日本円での金銭感覚なく買っている生徒、両替したお金を使い切ろうと考える生徒がたくさんいたのだろうと思いました。私も両替した分を使い切るため、計算しながらの買い物になりましたが。

 免税店を出て、バスに乗り込み、「九份」に向かいました。ジブリ映画の舞台になったのではないかと言われ、多くの観光客が訪れる台湾の人気スポットです。山を背にし、海に面した九份はかつて金鉱として栄えた町です。もともと雨の多い場所に立地していますが、当日、特にバスを降りた時間帯は雨ではなく、まるで嵐のようでした。何とか小降りになり、階段で上まで登るとともに、狭い通りに様々なお店が並ぶ九份老街にも行ってきました。残念だったのは、嵐のような天候と、時間が早く提灯が灯されていなかったことです。改めて、来年も来たいなと思いました。

 

 

 「九份」から夕食会場である和洋中ビュッフェのお店に行きました。大阪にも食べ放題のビュッフェはたくさんありますが、正直、初めて体験するぐらいグレードの高い店でした。いかにも美味しそうな料理が多く並んでおり、生徒たちも何を食べようか悩んだと思います。

 各クラスが到着した時間をもとに決められた時間内で食事を終え、バスでホテルに戻りました。この日もホテルに着いたのは結構遅い時間となりました。皆さん、雨の中、お疲れさまでした。

 いよいよ明日が最終日となります。修学旅行最後の夜だとはいえ、体調管理を意識し、睡眠時間はしっかりと確保してほしいなと思いながら、3日めが終わりました。

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