「EXPO2025大阪・関西万博」校外学習を実施

 5月30日(金)、すべての学年が「EXPO2025大阪・関西万博」への校外学習を実施しました。実施した目的は、各国の多様なライフスタイル・技術革新・伝統に触れるとともに、未来に向けた取組を知り、それを体感することです。

 各自、9時40分までに東ゲート入口の入場開始時刻10時の列に並び、東ゲート入場後、1,2年生は東ゲート広場案内所付近、3年生はその手前左側にある白いシカのオブジェ付近を集合場所としていました。そこで班ごとに点呼を行い、全員揃った班から会場内の自由散策を開始することにしていました。

 解散の点呼については、全学年とも14時30分から15時30分の間に、東ゲート側にあるアイルランド館前の大屋根リングの下で行うことにしていました。班ごとに点呼し、全員揃っていることを確認した時点で、学校としての活動は終了となります。そのまま帰路につく生徒もおれば、再び会場内に戻っていく生徒もいました。

 当日は雨の心配をしていましたが、雨は降ることなく、終えることができました。午前中は雨が降るどころか、日差しが強く、特に入場列に並んでいる時には日陰もないため、とても暑く、入場までの待ち時間がとても長く感じられました。ただ、午後からは概ね曇り空になったため、時には爽やかさを感じることもできました。万博会場は大屋根リングの下以外に「日差しを遮る場所が少ない」との情報があったため、当日の天気は気になっていましたが、雨は降らず、そこまで暑くもなかったため、この日を選択してよかったなと思いました。

 ただ、中間考査が終わった後の金曜日であり、多くの学校が同じ考えのもと希望日を選んでおり、学生団体の入場者が多くいました。本来予約なしで入ることができるパビリオンも入館を制限しているところが多くあり、どこも数十分並ばなければ入館できないような状況でした。生徒の皆さんは行きたいと考えていたパビリオンに入館できたのでしょうか?事前にパビリオンの予約をしていたのでしょうか?

 私は全く予約もせずに、またパビリオンの情報を集めることなく当日を迎えたため、まずは約2kmあると言われる大屋根リングをほぼ1周して、どこに何があるかを確認したうえで、並んでいる人数を見ながら、建物が印象的であったマレーシアとポルトガルの2つのパビリオンに入りました。また、たくさんの国が同じ建物に入っているコモンズにも入館しました。

 マレーシア館にはとても美味しそうな様々な食品サンプルが屋台に並べられていたのが印象に残っています。また、最後にはマレーシアがめざすスマートシティの模型が展示されていました。先ほどまで見てきた「伝統」とのギャップを感じながら、近未来の街並みの素晴らしさを実感しました。パビリオンを出たところにはレストランがあり、美味しそうな食品サンプルを見てきただけに、とても魅力を感じましたが、多くの人が並んでいたため諦めました。

 ポルトガル館は以前テレビで紹介されているのを見ており、多くの人が並んでいましたが、入館することにしました。海の波をイメージさせる多くのロープが外壁に吊り下げられた建物で、建築家の隈研吾さんがデザインしたとのことです。展示については、やはり最後にあった「海から人間へのメッセージ」をテーマにした全方位に映し出される映像が印象に残っています。世界の海洋が直面する危機、そして海洋保護の重要性・緊急性について、海が我々に話しかけるように訴える映像でした。

 コモンズでは、私の知らない国がたくさんあること、また国名は知っていてもその国の文化や特徴は知らないことを認識させられました。大阪・関西万博には158の国と地域が参加しているとのことで、他にも気になるパビリオン、人気のパビリオンがたくさんあったので、機会があれば、人の少なそうな日や時間帯に再び訪れたいなと思いました。

 生徒の皆さんは大阪・関西万博に来て、何を学び、どのようなことを感じたでしょうか。私自身はこの歳になるまで、とても狭い世界で生きてきましたが、これからのグローバルな社会を生きていく皆さんにはぜひとも海外にも視野を広げ、多様な考えや価値観に触れながら、生きていってもらいたいと願っています。そういう意識をもって、今回の校外学習に臨んでもらったのでしょうか?最初にも書いた「各国の多様なライフスタイル・技術革新・伝統に触れるとともに、未来に向けた取組を知り、それを体感する」という目的は達成したのでしょうか?

 今回とは別に5月1日には、1年生は堺市の原池公園(バーベキュー)、2年生は神戸、3年生はUSJへ校外学習に行きました。その上で、今回、「EXPO2025大阪・関西万博」への校外学習も実施することにしたのは、生徒の皆さんに大阪・関西万博での体験をとおして、様々なことを感じ、多くのことを学んでほしかったからです。

 そうしたことを意識しながら、改めて今回の大阪・関西万博への校外学習について振り返ってみてください。また友達どうしでも、何を感じ、学んだのか話しをしてみてください。必ず一人ひとり感じることは異なりますので、他の人の話しを聞くと、自分が気づいていないことにも気づくことができると思います。よければ校長室にも話しをしに来てください。ぜひとも、今回の大阪・関西万博での経験をこれからの皆さんの人生にとって有意義なものにしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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