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7月6日(土)大阪府立大学の植物工場の講義を受講~「くらしの中の持続可能性」連続セミナー

7月6日(土)には、大阪府立大学 現代システム科学域の「くらしの中の持続可能性」連続セミナーが、大阪府立大学のI-siteなんばであり、参加してきました。

6回シリーズの2回目となる今回のセミナーのテーマは「植物工場によるサステイナブルな食料生産」というものでした。

昔、銀行勤務をしていて、通っていた東京大手町の東京本部ビルが、2005年に他社に明け渡された後、地下金庫が地下農場になったと聞いて驚愕した記憶があります。その地下農場は2009年に閉鎖されたようですが、「植物工場」への関心は、ずっと持ち続けてきました。

太陽光や水と風などの自然の力を直接利用する施設園芸の世界から、光源に人工光を用い、空調と溶液栽培を導入し、植物育成に必要な環境要素を制御して、周年安定的に高品質の植物を栽培する植物工場の時代へ、様々な実践が行われていることに感心しつつ、大いに学ぶことが出来ました。

大阪府立大学の大阪堺植物工場「府大マルシェ」の2種類のレタスは、既に市販や学食での利用もされていて、今回の受講者全員にひとつずつ配られました。美味しかったです。

コストの面から、黒字化している植物工場は2割程度の現状のようですが、それでもすでに日本国内に植物工場が400近くあるということにも驚きました。また、面積も人工も日本の9分の1しかない、オランダが世界で第2位の農産物輸出国(第1位はアメリカ)になっており、輸出額(金額)も、アメリカの6割、日本の26倍もの農産物輸出額を誇っていることも、常識としては持ち合わせていませんでした。

今年度の高校1年生から、牧野高校でも「総合的な探求」の時間を取って、年間計画でさまざま課題を扱っています。今回の講義で知ったサステイナブル(持続可能)な食料生産の在り方についても、関心があるようなら、紹介したいと思います。

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