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3月19日(金)9時35分から校内放送を使って終業式をしました。

3月19日(金)9時35分から校内放送を使って終業式をしました。

校長式辞の内容は、以下のようなものです。

今日、令和2年度3学期の終業式の日を無事に迎えました。

この1年は、新型コロナウイルス感染症に翻弄された1年でした。昨年のちょうど今頃に、新型コロナウイルス感染症に関する最初の緊急事態宣言があり、同時に、突然、全国の小学校、中学校、高等学校に対して学校休業要請が出て、そこから6月の中旬に学校再開がされるまで、3か月間以上、長期休業を余儀なくされました。緊急事態宣言が再延長された昨年4月には、生徒の皆さんが学校に置いていた教科書等を、学校にドライブスルーを造って順番に渡すという、前代未聞の思い出が出来ました。

10月に計画していた2年生、44期生の修学旅行も二転三転を余儀なくされましたが、来週3月22日から24日に、最初に予定していた沖縄に行きます。良かった。楽しみです。

時は移り、この3月1日には皆さんの先輩、43期生の卒業式があり、牧野高校を巣立っていきました。

昨日3月18日には、牧野高校の令和3年度入学者選抜があり、46期生280名が合格して4月から牧野高校の仲間に加わります。

わたしは、この季節になるといつも思い出す俳句があります。松尾芭蕉の『さまざまの こと思ひだす さくらかな』と、良寛和尚の『散る桜 残る桜も 散る桜』です。春は『別れと出会いの季節』です。新たな環境、新たな人間関係の中で、発見をするということも多くあるでしょう。

さて、皆さんは「考える」ということを一日にどれくらいしていますか?人間が他の動物と最も異なるのは、考えるということではないでしょうか。

何かを知って、それに必要な反応をすることは他の動物もすることが出来ます。それはA.I.が最も得意とするところかもしれません。

しかし、考えるという行為は、簡単ではありません。情緒の助けを借りたり、時には苦しみを伴うこともあるでしょう。そしてその分、深く考えて出す判断や行動には、喜びがあったりします。

皆さんは、ひとつのことを深く考えることをしていますか?

時間はなぜあるのか? 時間はいつ始まったのか? 時間に終わりはあるのか?

人類の未来はどうなるのか?

わたしが、高校から大学に進学する頃の必読本のひとつに、『考えるヒント』という本がありました。読むのにはなかなか難しいところがあるけど、時間をかけて考えさせてくれるものでした。

春休みは読書の好機でもあります。

皆さんも、本を読んで、深く考える練習をしてみませんか?

以上で終業式のメッセージとします。

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