• トップ
  • 2021年
  • 10月
  • 10月1日(金)3年生の国公立大学進学希望者に合格へ向けた説明会

10月1日(金)3年生の国公立大学進学希望者に合格へ向けた説明会

10月1日(金)放課後に、3年生の国公立大学進学希望者に対する合格へ向けた説明会がありました。

令和2年度までの大学入試センター試験に代わり令和3年度から大学入学共通テストが行われていますが、今週、その出願手続きも終わり、国公立大学を第一志望にして進学をめざす高校3年生にとっては、ここからがいよいよ入試突破に向けた正念場です。

令和3年度の国公立大学、特に近畿地区の国公立大学の志願者や合格者の状況から、令和4年度入試について知っておくべきこと、アドバイスやヒントを、全国規模で大学入試模擬試験を実施している会社の方にお話ししていただきました。

前年の令和3年度入試では、18歳人口が116.5万人から113.8万人と約2.7万人減り、大学進学率を現状の55%とすれば大学志願者が約1.5万人減った計算になります。更に入試制度の変更で2年前の令和2年度入試での現役志向(浪人回避)が高まったために、既卒の大学志願者が10万人から8.1万人と約2万人減っています。これらで受験人口が約3.5万人減ったことに加えて、大学入学共通テストへの移行の実施と、予期しなかったコロナ禍で、早く合格を決めたいという受験者の傾向が強くなったことから、正月前に進学先を決める受験生が3万人ほど出て、国公立大学(2月末~3月受験、3月合格発表)や、私立大学の一般入試(2月初~受験、2月~合格発表)では、受験者が6.5万人と前年比で16%も減って合格しやすい環境になりました。

令和元年度入試や令和2年度入試では、文部科学省による私立大学の入学者定員上限を厳正化する指導で、私立大学の一般入試などで合格者が急激に絞られ、合格のハードルが一気に上がりましたが、この混乱も令和3年度入試では落ち着いてきています。牧野高校でも難関といわれる私立大学や人気の私立大学の合格者が軒並み前年比で1.4倍〜1.6倍になり、多くの生徒が進学しました。

これらの結果、国公立大学では志願倍率の低下や欠席率の上昇が3年連続で続いており、欠員で二次募集するところも倍々ゲームで増えて令和3年度入試では、12大学156名になっています。特に、受験の最後の最後に合格者が決まる国公立大学の後期日程は、受験者の欠席率が急速に上がり、令和3年度入試では62.2%にもなっています。

国公立大学の入学者定員に大きな変更は殆どありません。この間に、本校を含めた都市部の公立高校では手近な私立大学への進学者が増え、国公立大学の受験者、進学者を減らす一方で、私立高校や地方の県立高校の中には、国公立大学への合格者、進学者を大きく伸ばしている学校があると聞いています。

いずれにしても、今は国公立大学を進学先に狙う生徒にとっては、将に絶好のチャンスと言えます。

特に、地方の国公立大学には、教育研究環境が優れていて奨学金や留学制度が魅力的な大学も沢山あるので、選択肢を広げることも大事です。

国公立大学の合格の助言では、入試問題が基本的に教科書から出されることや、1・2年生の 範囲が8割であること、基礎問題が半分以上で易しい問題で差がつきやすいこと、現役合格者は苦手科目に取り組んで成功していること、自分の模擬試験の結果を分析して「なぜ間違えたか?」を徹底的に分析すること、弱点克服シートを作成して各教科の補強ポイントを確認し学習をすることなどがアドバイスされていました。

また、目指す大学を明確にすることや、規則正しい生活が合格につながること、小さな時間の積み重ねが大きな差を生むことなども言われていました。

最後に、3年生の担任で進路指導をしている先生から、今日この説明会に出ている仲間が一緒に最後まで頑張る仲間なので、お互いに顔を覚えて相談し合うこと、学校を休んで勉強するよりも3年生の最後まで学校に来て、友達と会い笑うことで頑張りを共有すること、辛い経験が人を育て、大きな喜びを実感した人間を社会は求めていることなどをお話しされ、ここから半年間の「団体戦」の集まりを締められました。

カレンダー

2024年4月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30