10月22日(金)令和3年度 防災避難訓練を実施

10月22日(金)令和3年度 防災避難訓練を実施しました。

6限の点呼を取り終わったころに、火災報知器の非常ベルが全校に鳴り響き、校内緊急放送が流れて、「訓練通報です。ただいま警報機が鳴りました。出火場所を確認しています。そのまま落ち着いて次の放送を待ちなさい。」とあり、時間をおいて「南館1階職員室東側より火災が発生しました。」として、3年生、2年生、1年生の順に、避難経路に従い、落ち着いて、速やかにグランドに出なさいという指示がありました。この指示に従って、学年別にグラウンドに避難しました。

一昨年、昨年と、春、秋ともに5回連続で避難訓練の日は必ず雨となり、グラウンドに避難する訓練ができずに、学年ごとに体育館等への避難移動をやってきましたが、今回は好天に恵まれて、3年ぶりで全員による避難訓練ができました。ただし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために、密を避ける必要性から、避難は学年ごとに順番にする形になりました。

3年生ですらも、牧野高校での実際の避難訓練は初めてで、秋の訓練は事前非通知なので、驚いたかも知れません。

避難後の校長講評で、今回の避難訓練は火災による避難訓練だが、火災に限らず地震や豪雨水害等は、私たちの不意を突いて、思わぬ時に突然に襲ってくるもので、動転してパニックにならないためには、避難訓練を真剣に真面目にやっておくことが大事であることを話しました。2年生が先週修学旅行で行って、震災学習をした東北地方は、10年前に大震災で大変に大きな被害を出したが、大きな揺れが収まった直後に、日頃の避難訓練で津波から逃げることを習っていた釜石東中学校の中学生が、最初に高台に向かって走り始め、それを見た小学校の先生や生徒がそれに続いて走り出し、それを見て、町の住人やお年寄りが避難を始めて、町の3千人の人が助かったという「釜石の奇跡」の話しをしました。この時には、最初に避難した避難所で海を見ていると、そこでも危なそうだということで、さらに上の高台まで逃げて助かったということがあったそうです。

生徒のみなさんには、避難の三原則として、①想定されていることは過去の事実からの想定であり、現実の災害は想定外のことが起こると思っておくべきで、過去や想定にとらわれないこと、②逃げる時には、ともかく最善を尽くすこと、③大人は避難しそうになくても、「釜石の奇跡」の中学生のように皆さんが率先避難者となり、最初に避難する人になってほしい、というような話をしました。

全校生徒を前にお話しするのも、2年半ぶりでした。嬉しくて少し興奮しました。

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