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1月12日(水)小雪の舞う中の登校~最悪を想定してわが身を守る準備や習慣を~

1月12日(水)小雪の舞う中の登校になりました。正門で朝の挨拶に立ちましたが、声を掛けるたびにメガネが雲る日になりました。

新型コロナウイルス感染症の変異種オミクロン株による感染拡大で不安を感じる生徒もあるようです。3年生は、大学入学共通テストを3日後に控え、安全に受験できるための慎重な行動が求められます。そんなことを考えながら、生徒と朝の挨拶を交わしました。

昨年12月から今年1月にかけては、ラニーニャ現象(南米、ペルー沖の赤道付近の東太平洋で海面水温が低くなる現象)の影響で、日本の上空で偏西風が南に蛇行して寒気が流れ込みやすくなり、寒さと雪の予想が出ています。

既に、東日本や日本海側では、急速に大雪が降ったりして、車の立ち往生や事故が発生しています。2017年から2018年にかけても、日本海側の広い地域で同じようなことが起こりました。他人事、他所事ではありません。最悪を想定して日頃からわが身を守る、準備や習慣をつけておきたいと思います。

2021年は、日本では台風被害などが比較的少なかった印象がありますが、アメリカは8月にアイーダという巨大なハリケーンに襲われて多くの人々が亡くなったり家を失い、ヨーロッパでも7月にドイツやベルギー、オランダで、今まで見たことのないような豪雨と大洪水で人々に甚大な被害がありました。アジアでも5月にインドやバングラデッシュをサイクロン・ヤースが襲い、多くの命が失われ、7月には中国の河南省中部で豪雨による巨大な洪水があり、省都の鄭州の地下鉄が水浸しになりました。年末12月中旬にはフィリピンを猛烈な台風22号が襲い、沿岸部が完全な修羅場と化し、家屋や病院、学校は、ずたずたになったと伝えられました。

森林火災も、2月にオーストラリアのパース近郊の山林火災があり、8月にはフィンランド、ロシア、ギリシャ、トルコ、レバノン、アメリカのコロラド州・カリフォルニア州・オレゴン州など、世界中のあちこちで、恐ろしく大規模な火災が発生しています。ロシアのシベリア各地の森林火災によって焼失した土地は、昨年10月末で日本の国土の半分に相当する1816万ヘクタールに達して、21世紀に入って最大となったとの報道もありました。

地球温暖化でロシアの1割を占める永久凍土が融解すれば、中に大量に貯蔵されている有機物が分解をされて大気中にメタンや二酸化炭素等の温室効果ガスが放出され、更に一層の地球温暖化が進むことや、永久凍土の中に封印されている現代の人類には未知の数万年前の細菌やウイルスが現代に蘇ることも懸念されるとの論評もあります。

地球温暖化の影響が及ぼしていることにも常に目を配っていかなければならないと思います。

繰り返しになりますが、最悪を想定してわが身を守る準備や習慣を、常日頃から身につけておきたいと思います。

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