1年生の「物理基礎」の授業は「力のつりあい」の小テストから。本校では毎年の光景ですが、数学で学ぶ前に、物理で三角関数を扱っています。そういえば、私も高校に入学して初めての数学の授業が三角関数でした。担当の先生は自己紹介もせず、50分でサインもコサインもタンジェントも一気に説明し、授業終了のチャイムが鳴ってから「あ、自己紹介してませんでしたね。〇〇です」と言って去って行かれました。あまりのインパクトに、三角関数はさっぱり理解できなかったことを覚えています。生徒から大人気の、初老のカッコいい先生でした。
3年生の日本史は、「なぜ遷都が相次いだか」などを考察していました。平城京の寺院が平安京に移転されなかったのはなぜか?などについても理由を学んでいました。私の実家は薬師寺や唐招提寺の近くにありますが、平城京の寺院が平安京に移転していたら実家近くの道路が広くなっててよかったのになぁ...?
大阪府立泉陽高等学校 校長 栗山 悟
↓ 小テストが終わると互いに交換して採点。