選手権2回戦 vs岸和田 0-4負け 岸和田高校の皆さん、準備、運営していただいた皆さんありがとうございました。 試合終了のホイッスルと同時に全身の力が抜けていった。そう、僕らは敗れたのだ。完敗だった。 試合内容としては僕らのペースに試合を進めることができず相手に押し込まれる展開が続き、その中でセットプレーから失点し、その後もチャンスこそはあったものの得点することはできなかった。個々...
2025年9月アーカイブ
『最高の物語』 1年前。大きな期待と勝利への渇望を胸に臨んだ選手権。気が付けば77期のキャプテンの胸の中で大粒の涙を流した僕がいた。そしてその時、1年後必ずこの舞台で打倒強豪私立を成し遂げると誓った僕がいた。 それから僕はキャプテンに任命していただき、大好きなこの畷高サッカー部を引っ張ることのできる喜びはもちろんあったが、それ以上に本当に僕がチームを勝たせられる存在になることができるのか。...
『紡ぐ』 僕はこの四條畷高校サッカー部に入部して、3年間でとても感じたことがある。それは自分自身の変化だ。これまでの人生で、ここまで本気になれる何かを見つけたことは無かったし、ここまで胸を張って「仲間」と言えるような人達に出会ったことはなかった。 皆で「打倒私立強豪」を見据えてTRをする。ある日は何も上手くいかなかったけれど、それでも自分自身の成長を、チームの成長を感じられる日があった。ただその...
『体現」 高校でサッカーをするとは思っていなかった。理由は単純、サッカーを楽しいと思えなくなっていたからだ。小さい頃は純粋にボールを蹴ることが大好きだった。だが中学にあがってクラブチームに入り、すぐに挫折した。それからは本当にしんどかった。今まで楽しくて続けていたはずのサッカーが苦しいものとなり、サッカーをしてきた自分を恨むことさえあった。結果、中学3年の6月に受験を言い訳にサッカーを辞めた。今...
『証明』 78期最後の夏、おそらく78期のほとんどの人はこの選手権で自分が2年半やってきたことの全てを出し切ろう、そんな思いでいると思う。もちろん僕もその思いもある、しかし僕にとって選手権とは自分がこの一年間副キャプテンとしてやってきたことは間違っていなかったと証明する場だ。 僕が入部してからの76期、77期の選手権は両方とも初戦敗退で終わった。先輩たちは選手権のためにものすごい努力をしてたし...
『雪辱』 78期がチームの主体となってからの1年間、僕たちは何も残せていない。公立高校大会では登美丘に、インターハイでは大商学園に敗北して、終わってしまった。U-18やその他の練習試合を振り返ってみても先輩方の代に比べて僕たちの勝率が低いのは確かだと思う。公立高校大会やインターハイなどの大舞台では、「あと少し」「もう一歩」というもどかしい結果に終わっている。僕はその度に悔しい思いをしてきたし、成...
『憧れのその先へ』 僕もこの人たちと、この雰囲気の中で、サッカーがしたい。このチームのメンバーとして試合に出たい。約3年前、僕はこの畷高サッカー部に憧れ、この高校を目指すことを決めた。 サッカーが楽しい。サッカーが好き。そんな気持ちで小、中とサッカーをしてきた僕にとって、真剣に勝ちにこだわる畷高サッカー部の環境はまったく新しく、とても新鮮だった。 今思い返せば、小、中学生の頃は試合やライバル...
『極上の舞台』 2年生の選手権前、僕は完全に自信を無くしていた。 どんどん成長して試合に出る同期や自分よりも落ち着いてプレーできる先輩をみて、「俺が試合に出なくてもいいんじゃないか。」と本気で思ってた。 スタメンで出させて貰っても足を引っ張る。 迷惑をかける、だから自分は出ずにもっと上手い皆が出れば良い。 今思えば努力不足の自分を勝手に自己嫌悪して現状から目を背けていただけだ。 考えが変わ...
『15年目の夏』 今年の夏は3歳から続けてきた私のサッカー人生のおそらく最後の夏だ。 ボールが蹴りたいと言って始めたサッカーがこんなに続くとは思わなかった。 小中高で一緒にサッカーをするのは男子ばかりだった。 女子チームの中だけでサッカーをすることを考えたこともあったが、私はその選択肢を選ぶことはしなかった。 うまくいかないことや不便はたくさんあったけど、後悔はしていない。 畷高サッカー部はい...
『襲来、俺の時代』 僕は畷高サッカー部に入って更にサッカーが好きになった。高校に入学して何部に入ろうか迷っていたときに、とりあえず続けていたサッカー部に入ろうと思い、この畷高サッカー部に入部した。当時はあまりサッカーの本質や面白さを理解していなかったし、友達がサッカーをしていたから何となく始めた感じだった。 まず初めに入部して驚いたのは、先輩たちのサッカーに対しての熱量や考える力だった。それは...
『勝利の笑みを君と』 夏の期間、僕は自分自身に「なぜサッカーをするのか」という問いを投げかけた。答えは言うまでもなく、サッカーが好きだからだ。ではなぜ好きなのか。自分のサッカーを始めた理由や、これまでの経験を振り返ったとき、ひとつのことに気づいた。――それは、サッカーは団結力を必要とするスポーツだからこそ、自分は惹かれてきたのだということだ。 団結力やチーム力があれば、技術的には劣るチームで...
『3年間の集大成』 もうすぐ選手権がやってくる。78期にとっては最後の大会だ。僕は楽しみという気持ちと同時に、焦りや不安な気持ちもある。 僕は去年と一昨年の選手権などの試合にはメンバーには一切関わることができず、ピッチ外からただ応援しているだけだった。先輩達の方が上手いし出れなくても仕方ないと心のどこかで思っている自分がいたが、やはりメンバー発表で名前を呼ばれないことは悔しかった。 その悔...
『クライマックスwith ME』 サッカーは本当に良いスポーツだと思う。チームで守り、チームで攻め、歯を食いしばり、汗を流しながら、ボールを相手のゴールに入れるため走る。本当に複雑で奥深く、面白い。 僕はそんなサッカーに出会って、楽しいだけでない勝負の難しさや厳しさを目の当たりにした。しかしながら、サッカーは僕の人生を大きく変え、助けてくれ、沢山のかけがえの無いものを与えてくれたのだ。もし、自...
『エンジョイサッカー』 選手権は、高校サッカーの集大成となる大会である。誰もがその舞台に立つことを夢にみて、日々全霊を注いでサッカーに打ち込む。 そんな最高の舞台に僕も立ちたい。 しかし僕は、高校一年、二年のときの選手権に出場することはできなかった。去年の選手権では、同学年の人間が多くメンバーに選ばれ、僕はそれを応援していた。その時僕は、とてつもない悔しさを覚え、必ず来年この舞台に立つ、そう...
『恩返し』 僕はこのサッカー部が好きだ。 高校からサッカーを始めた僕は、1年生のときはしんどい部活が嫌いだったし、あの頃はただただ惰性で部活に行っていた。2つ上の代の選手権も全く関わることができず、知らない間に先輩たちは引退していた。 特段才能のあったわけでもない僕は、周りの誰よりも下手だったのに周りの誰より根性がなく、努力もしていなかった。 1年生の冬、怪我から復帰して一ヶ月ぶりにするサッカー...
『大活躍』 僕は中学生の頃からサッカーを始めた。最初はパスすらできない下手くそで、何もできなかったけれど、さすがに三年間やれば少しはマシになった。 中学を卒業するときにはサッカーが大好きになっていた。そして高校に入ってもサッカー部に入ろうと思っていた。他の部活に入る選択肢は一切なかった。一年生の時は試合に出たい一心であらゆることをした。それが評価されてAに入ることができた。ただ、自分の目標であ...
『大舞台』 ついに選手権がやってきた。 自分は一年の後半から徐々に頑張りを認めてもらってAに関わってきた。しかし結局インターハイ、選手権といった大事な試合は一度もメンバーに選ばれることがなかった。自分たちの代でのインターハイも、怪我もあったがサポートの枠すら取ることができずとても悔しい思いをした。 詰めが甘すぎた。慢心してしまっていた。 そんな後悔をもうしたくない。そう思って、今まで全力でやって...
僕がサッカーを始めたのは5歳くらいの頃であり、サッカーを始めた理由は楽しかったからである。この思いはこれまで変わることはなかったしこれからも変わることはないだろう。 僕は選手権とは僕のサッカー人生において一番楽しい舞台だと思う。だから僕は最高に楽しかったと思える選手権にしたい。だが、サッカーは勝利なしに楽しめるわけではない。だから全力で勝ちにいき、そして全力で楽しむ。僕は「楽しむことが勝利への近...
いよいよ78期最後の大会、選手権が始まる。 自分はこれまでインターハイや選手権といった大きな大会に関わることができなかった。公式戦のピッチに立つ同期や先輩を横で見ながら、心のどこかで悔しさと焦りを感じていた。 高校1年生の頃は、サッカー部の雰囲気にうまく馴染めず、Aチームに関わることもなかった。正直、部活に対して全力で取り組めていたとは言えない。 そして2年生になって新チームが始まってからも、...