【SSH】東北・東京サイエンス研修2日目

2023年8月2日~4日の2泊3日で実施した東北・東京サイエンス研修の報告です。
主な研修の目的は、
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1.東日本大震災および原子力災害の実態を学ぶとともに、特に福島第一原発の廃炉に向け導入されている科学技術を体験的に学ぶこと
2.最先端の科学技術に対する興味関心を持ち、将来の進路選択の幅を広げること
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です。参加した生徒は、希望者19名(選考あり)と教員2名でした、

2日目
行程は以下の通り
①楢葉遠隔技術開発センター【体験】
②あぶくま洞【見学】
③3校合同研修

楢葉遠隔技術開発センター【体験】

今後30~40年かけて廃炉する予定の福島第一原発。炉心は放射線量が非常に大きく人が立ち入ることは不可能となっています。廃炉作業をするためには、放射線量の高い事故現場を動き回り、燃料デブリなど放射能を含む物質を除去するための無人ロボットが必須。楢葉遠隔技術開発センターには1/1サイズの原子炉が再現されており、全国から企業や学生が開発したロボットの試行実験に使用されたり、実習プログラムなどを通して、将来の廃炉に関わる人材の育成を行っています。本校は、実習プログラムに参加し、クローラーロボットと水中ドローンの操作を行いました。

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あぶくま洞【見学】

東北最後のプログラムは「あぶくま洞」散策!鍾乳石の種類と数の多さでは日本有数。したたり落ちる地下水が自らの溶食作用によって作り上げる様々な造形美を楽しむことができました。鍾乳洞内は年中15℃程度のため、非常に涼しく過ごすことができましたね。

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三校合同研修

JR郡山駅から東北新幹線に乗り、いざ東京へ!宿舎では、岸和田高校と天王寺高校と合流し、お互いの研修成果について共有することができました。学生同士の横の繋がりが生まれて非常に有意義な時間を過ごすことができました。生徒同士の交流の後は、教員によるサイエンスクイズ大会も行われ「サイエンス王」も誕生しましたね!

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最終日へ続く

(GL部SSH担当 川口)