平成31年4月8日
満開の桜の中、4月8日の午前に始業式、午後からは74期生の入学式が執り行われました。
入学式では、校長先生が式辞の中で、「疑問を持ち、深く考える」「自分の可能性に制限を設けない」「覚悟する」の3つを心に留め、この3年間で「確かな学力」とともに「自主自律の精神」「人としての逞しさ」を育んでほしいと、入学生に祝いの言葉を贈りました。
*学校長式辞【抜粋】(...中略)
...本校は、明治28年(1895年)に、大阪府第四尋常中学校として創立されました。私たちは、本校の初代校長、加藤逢吉先生が定められた校訓「勤倹力行」(生活を質素に日々努力して自らを磨くという意味です)と、校風である「質実剛健」の二つの姿勢を120年余りに渡って継承してきました。そして、先輩方は常に高い志を抱き、日々努力を重ねて、その高い志を持続させ、社会の様々な場で活躍しています。
皆さんも、先輩方の後に続き、夢を抱いて、一人ひとりが強い信念と高い志を持ち、自らの在り方、生き方を深く考え続けてもらいたいと思います。
それでは、本日、茨木高校の生徒として新たなスタート地点に立った皆さんに、心に留めておいてもらいたい三つのことを伝えておきたいと思います。...
...三つ目は、「覚悟する」ということです。様々なことにチャレンジすればするほど、その行動の結果は自らが望まないものとなる可能性も高くなるでしょう。そんな時に、結果から逃れようとせず、また自分を責めすぎることもせず、丸ごと受け入れる覚悟をしてもらいたいのです。良いことも良くないこともすべてを引き連れながら前に進んでいこうとする広く強い心を持つということです。すべての結果はこれからの長い人生の中での途中経過でしかありません。その一つ一つの途中経過に楽観的にも悲観的にもなりすぎず、少し先に視点を置きながら、山あり谷ありの充実した高校生活を送ってください。
74期生の皆さん、入学おめでとうございます。
2年生、3年生の皆さん、新たな1年の始まりです。
想いも新たに、高校生活の一日一日を、大切にすごしていきましょう。