4/6(水)2年理数地学グループ発表特別編

 2021年度秋、75期2年地学の授業で実施した探究活動「新生代第四紀(現在)の次の時代に繁栄する生物について」のグループ発表をサイエンスライターの土屋健先生に見学していただきました。土屋先生は「リアルサイズ古生物図鑑シリーズ/監修:群馬県立自然史博物館/技術評論社」や「ifの地球生命史/監修:藤原真一, 椎野勇太/技術評論社」等を執筆しておられます。
 長い地球の歴史の中で、どんな環境変動が起きてどんな生物が滅んだか、どんな生物が進化して繁栄したかを調べ、今後起こり得る大量絶滅イベントや環境変動、生き延びた生物のその後の進化について考えてみるという内容です。
 土屋先生には、4グループ(タコ・フクロウ・カエル・ラクダ)の探究の成果についてご講評いただきました。授業で学んだことや自分自身で調べた内容をもとにグループで議論してきたことを、学校図書館や本屋さんに並んでいる本を執筆している先生にご覧いただき、アドバイスを頂戴できたことは、生徒たちにとって本当に良い経験になったと思います。
 お忙しい合間を縫い、快く依頼を引き受けてくださった土屋先生に、感謝の気持ちでいっぱいです。
◎参加した生徒の感想です。

 この発表会で発表することが決まり、今年度は昨年度とは異なり、オンラインではなく実際に土屋先生に茨木高校に来ていただき、授業を見ていただけることが決まったとき、私はワクワクすると同時に不安でもありました。高校生が考えた次の時代に繁栄する生物の発表を、地学のスペシャリストである先生に見ていただくことが少し怖かったからです。

 しかし、そんな不安とは裏腹に、土屋先生は私たちの発表をとても褒めてくださいました。また、地学に対する興味をより深め、これからの学習に役立つようなアドバイスを多くいただき、とても参考になりました。

 私たちの班は、タコを次の時代に繁栄する生き物として発表しました。たくさん褒めていただきましたが、なにより、頭足類であるタコに注目して発表した点について絶賛していただけたことがとても嬉しかったです。また、私たちが考えた絶滅イベントに対して、過去の大量絶滅もふまえて、その可能性などについて具体的にアドバイスをくださり、今後の探究活動で見直すきっかけとなりました。

 高校2年生の1年間で学んだ地学の集大成とも言っても過言ではないこの発表を、土屋先生に見ていただけて本当に良かったです。とても貴重な経験となりました。

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