Empathyの時代

連休中です。きょうは月曜日です。Stay Home 中だと思いますが、生徒の皆さん、どう過ごしていますか。私はほったらかしにしていた引き出しの中身の整理、草引き、そして読書などをしています。また、3年ほど休止していた英語雑誌の定期購読を5月号より再開しました。音声をダウンロードし、その気になればどこでも勉強できます。「その気になれば」というところがポイントですが、いくつになっても「わかった」「聴きとれた」と実感できることは嬉しいことです。高校生の皆さんに負けないように頑張ります。

さて、最近読んだ本で「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」がありました。読んだ人もいるでしょう。今の状況を乗り越える私たちに必要な考え方はこれだな、と思ったところがあったので紹介します。

英国人の配偶者を持つ日本人の女性がご自身の息子さんの日常を通して英国社会の社会、教育などについて描いているエッセイです。その中でこのempathyについての記述がありました。(ブレイディみかこ、2019「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」pp74-75、新潮社) 似た単語でsympathy があります。sympathyは「かわいそう」「わかる」といった、同情や理解を示す、感情(emotion)です。この感情は努力しなくても自然と湧いてくる気持ちです。一方、empathy は「立場や意見の違う人の気持ちを想像する」ことができる能力(ability)です。同情も共感もしない、違う立場や意見の人の気持ちを想像する知的な能力です。つまり、sympathyはハート、empathyはマインド(頭脳)の作業ともいえます。

英語の表現で "put one's feet into someone's shoes" があります。「他人の靴を履いてみる」つまり「他人の立場に立って考えてみる」という意味になります。今の状況下で、さまざまな立場で過ごしている人がいます。その人の立場で考える能力を養いたい。今の自分の行動が自分とは全く異なった立場の人、自分が会うこともないであろう人のためになる、またはその人に影響を与える。そんな風に想像して、その上でよく考え、行動しなければならないですね。"put one's feet in someone's shoes"  考えてみましょう。

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