第73回岸高同窓会総会が開催されました

 4月29日(土)午前10時から南海浪切ホール特別会議室において、第73回岸高同窓会総会が開催され、およそ140名の同窓生が集まりました。私より年上の先輩方が多く出席されており、皆さんお元気であることに感心したところです。

  

 開会宣言の後、校歌斉唱が行われましたが、曲が流れてくると、皆さん高校時代に歌ったことを思い出しながら、しっかり大きな声で歌っていらっしゃいました。その後、亡くなられた同窓生のご冥福をお祈りし、黙祷を捧げました。

 そして、同窓会の新田谷修司会長(高21期卒業)からの挨拶、私(高32期卒業)からの校長挨拶、昨年度の活動報告と今年度の活動計画、昨年度の会計決算報告と今年度予算などの議案の承認、また、昨年同窓生で受勲、褒章を授与された方の報告と総会に出席された方々には新田谷会長から花束の贈呈が行われました。

 新田谷会長の挨拶では、自らが大阪府に働きかけて制度化された、ふるさと納税制度を活用し母校などに寄附できる「大阪教育ゆめ基金」についての話しの後、昨年度、およそ640万円の寄附を集めることができたこと、それに対するお礼の言葉、また、今年度も引き続き母校のために寄附をお願いしたいなどのお話しがありました。

 私からは、昨年度校長に着任してからの教員や生徒など学校の印象、今年度さらなる取組をすすめる上で、生徒に楽しく充実した高校生活を送ってもらえるよう、また、先生方が働きやすい職場づくりをすすめられるよう頑張っていきたいという決意を述べました。その後、今年度入学生から変更した、本校10期卒業生である世界的デザイナーのコシノジュンコさんにデザインいただいた制服についての紹介、「大阪教育ゆめ基金」に対する寄附へのお礼などを述べ、挨拶とさせていただきました。

  

 

 議案が承認された後、京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報研究センターの安岡孝一教授(高35期卒業)から、「AI(人工知能)は漢文を読めるのか」というテーマで講演いただきました。漢文からその意味を読み取る時、AIは漢文をどう読むのか、漢文の自然言語処理へAI技術を大胆に取り入れていく方法などについてお話しいただきました。漢文を読むということにおいても、AIが人間を超える日は近いのかなと感じるぐらい、身近で興味深いお話しを聞かせていただきました。

  

 また、様々な世界で本校の同窓生が活躍されていることを改めて実感することができ、とても嬉しかったです。また、私自身が岸和田高校を卒業したことを誇りに思いました。在校生にもいろいろなことに興味・関心を持ち、その気持ちを大切にしながら、様々な世界で活躍し社会に貢献してもらいたいと願っています。

 来年度また、同窓生の皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。

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