4月10日(木)1限から3限の時間において、1年生が「TOEFL Junior」を受験しました。「TOEFL Junior」は、一般的に「TOEFL」として海外大学への留学資格要件にも使用されている「TOEFL iBT」の高校生版といった内容となります。「TOEFL iBT」では"アカデミック"な題材なども扱われますが、「TOEFL Junior」では、例えば、高校生のクラブ活動での遠征の一コマや、転校生を先生が紹介したりするシーンなど、高校生にとって身近な題材が多く扱われています。
難しい知識を問うものではなく、伝えようとしている内容の理解力や主旨をつかむ力、文脈からの予測力や推察力を問うことで、英語運用能力を測定する構成となっています。つまり、直訳的な力ではなく、その伝えている内容の理解力を測定する設問により、英語運用能力を測定するテストです。
結果については、今回受験したリーディング/文法語彙/リスニングの3つのセクションについてのスコアとCEFRによる判定、そしてパフォーマンス(何ができるか)に関する説明などが返ってきます。また、初回となる今回は今回の結果だけとなりますが、2回めでは合計スコア(900点満点)により、前回との比較(スコアの伸び)を確認することができます。絶対評価であり、英語運用能力の伸びをスコアとして把握できるのが特徴です。
今回は高校入学時点における生徒一人ひとりの英語運用能力を把握するために実施しました。英検2級を取得して入学してくる生徒が増えている中で、どれぐらいのスコアが出るのか楽しみにしているところです。なお、2年生後半でもう一度受験してもらい、高校1年生から2年生にかけて、どれだけ英語運用能力が伸長したのかをスコアとして確認します。英語を学ぶ生徒にとっても、また、指導する側の教員にとっても、この2回の結果を効果的に活用することができると考えています。
そのような考えのもと、今年度入学生から、本校のみならず。グローバルリーダーズハイスクール(GLHS)10校が共通して、「TOEFL Junior」を実施することになりました。
英語科の先生方には、2年生後半での実施に向けて、「スコア=英語運用能力」であるという認識のもと、生徒一人ひとりの英語運用能力(スコア)向上に向け、教科・科目の授業をはじめ、本校における英語教育の充実に尽力してもらいたいです。
今回、受験した1年生の皆さんは、今回の結果、すなわち、自分自身の「英語運用能力(英語を使ってコミュニケーションできるかどうか)」が返ってくるのを楽しみにしておいてください。また、様々な機会をうまく活用し、自らが英語運用能力の向上に努めてください。