「研究ノウハウ発表会」を開催

 昨日4月17日(木)6限、3年と1年の各教室において「研究ノウハウ発表会」を開催しました。3年生が1年生に1対1で、昨年度2年生の学校設定科目「文理課題研究」(2単位)で取り組んだ研究の内容や経験、研究ノウハウなどについて、直接、伝えるという取組です。

 3年生にとっては、課題研究での経験などを1年生に伝えることで、自らの研究に対する振り返りを行うとともに、表現力を養うことを目的としています。また、1年生にとっては、来年度2年生で取り組む課題研究の概要を理解するとともに、今後、学域や研究テーマを設定する上での参考にすること、また、3年生への質問を通して対話力を養うことを目的としています。

 3年生と1年生がペアを組み、1回10分間(発表7分+質疑応答3分)の発表を、3年生が席をずれながら4回行いました。1年生は「研究ノウハウメモ」に聞き取った内容をメモしながら話しを聞きます。私は各教室を順にまわり、発表の様子を見ていましたが、どの教室においても、熱心に話しをする3年生と真剣に話しを聞く1年生の姿が見られました。とはいえ、互いに、にこやかな表情で、楽しそうにやり取りしていました。3年生にとっても、1年生にとっても貴重な時間になったのではないかと思います。

 特に、3年生の皆さん、どうもありがとうございました。改めて、学年が上がり、3年生になったのだなという実感を持ったところです。また、本日1年生に話しをしている姿を見て、とても頼もしく感じたところです。残り1年を切った高校生活において、さらに成長してくれることを期待しています。

 本校では昨年度から、学年を超えた生徒どうしの「研究の深化」や「研究手法の継承」などを目的に、「縦割り型課題研究」として、1~3年生の課題研究にかかる3つの学校設定科目の授業を「木曜6限に3学年同時展開」しています。2年生の「文理課題研究」は木曜5・6限に行っています。本日の「研究ノウハウ発表会」は、その「縦割り型課題研究」を代表する取組の一つであります。

 ちなみに、本校では、生徒の自主性、探究心・課題解決能力などの育成をめざし、3年間を通して課題研究に取り組んでおり、生徒は1年次に学校設定科目「セレンディピティ(SD)」を1単位、2年次に学校設定科目「文理課題研究」を2単位、3年次に学校設定科目「キャリアスタートゼミ(CS)」を1単位履修しています。

 今回は1年生と3年生との交流でしたが、9月に実施する文理課題研究中間発表会と1月に実施する文理課題研究最終発表会では、発表する2年生と1年生、3年生がそれぞれ交流する取組を計画しています。

 今後も、「木曜6限に3学年同時展開」のメリットを活かしながら、学年を超えた生徒どうしの活動の充実をすすめていきたいと考えています。

 

 

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