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本庶 佑 先生 (京都大学高等研究院 特別教授 2018年ノーベル生理学・医学賞受賞)の6つのC~大阪京大クラブ新年祝賀会で~

1月10日(木)の夜に、大阪市内で大阪京大クラブの平成31年新年祝賀会があり、縁あって参加させていただきました。

会場の入り口に、2018年ノーベル生理学・医学賞を受賞された 本庶 佑 先生(京都大学高等研究院 特別教授)の直筆サイン入りパネルが展示されていて、思わず見入りました。

パネルの中には、【研究哲学】と題されたところがあり、次のように書かれていました。

『・何のために研究をするのかといえば、知りたいことがあるから。

・人のまねをせず、常に独創的な研究を貫いてきた。「ナンバーワンではなくオンリーワンになること」が独走への近道。

・6つのCを大切に

 研究に大切なものは好奇心、勇気、挑戦、確信、集中、継続の6つだ。

 好奇心Curiosityを大切に 勇気Courageを持って 困難な問題に挑戦Challengeし、必ずできるという確信Confidenceをもち 全精力を集中Concentrateさせ、諦めずに継続Continuationすることで、時代を革新するような研究を世界に発信することができるのです。

・研究者の醍醐(だいご)味とは、私にとっては誰も見向きもしない岩からのわき水を見つけ、やがてその水をしだいに太くし、小川からやがて大河にまで育てることである。

 また、山奥に道なき道をを分け入り、初めて丸木橋を架けることが私にとっての喜びであり、丸木橋を鉄筋コンクリートの橋にすることではない。』

先日の始業式で、全校生徒に、「Fortune favours the bold.」(幸運の女神は勇者に味方する)や、「Be the first penguin.」(危険な海に飛び込む最初の一羽のペンギンであれ)という話をしましたが、この本庶先生の『6つのC』という言葉は、それを実践するとても分かり易い言葉だと思います。牧野高校の生徒にも、是非ともこの言葉を伝えたいという思いになりました。

この新年祝賀会には、京都大学から 山極 壽一 総長や、井村 裕夫 元総長、徳賀 芳弘 副学長も来られていて、特に、山極総長とは、今の高校生気質や、高校教育の在り方、大学進学後のことなどについて、直接にいろいろとお話しすることができました。

昨年12月に、牧野高校1年生の約200名が、京都大学の総合人間学部で杉山雅人教授に体験入学の授業を受けたことや、今後も京都大学の施設を訪問したいことを伝えると、「どんどん利用してください」と、力強く嬉しい言葉をいただきました。

山極総長からは、帰りがけにも、「高校の校長先生とまたお話しをしたい。」と声をかけられました。ありがたいです。

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