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8月2日(金)午後、教育関係者向け金融・経済セミナーで「SDGs」や「ESD」について考える

8月2日(金)午後の教育関係者向け金融・経済セミナーでは、「企業におけるSDGsへの取り組みとESG投資について」と「米中貿易摩擦と新冷戦~米国からの見方」の講義がありました。

「企業におけるSDGsへの取り組みとESG投資について」は、交野市中学校進学説明会参加の関係で、資料をいただくだけでしたが、牧野高校が今年度の1年生から取り組んでいる「総合的な探求の時間」で包括的なテーマとして捉えている「SDGs=Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標(国連加盟各国が2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲット)」に関して、大変参考になるものでした。

この資料では、これまでの歴史的経緯や基本的な考え方、日本政府の実施方針や経団連の取り組みなどから、2025年大阪万博での位置づけ、金融業界団体の取り組み、官庁や企業における実施状況に加えて、小、中学校や高等学校、大学での取り組みにも触れてあります。

日本の高校生のSDGsの認知度は未だ2割以下のようですが、文部科学省、日本ユネスコ国内委員会のホームページには、ESD(Education for Suntainable Development「持続可能な開発のための教育」)として、「今、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。つまり、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育です。」と解説されています。

また、同じホームページに、「ESDの実施には、特に次の二つの観点が必要です。
人格の発達や、自律心、判断力、責任感などの人間性を育むこと
○ 他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、「関わり」、「つながり」を尊重できる個人を育むこと
そのため、環境、平和や人権等のESDの対象となる様々な課題への取組をベースにしつつ、環境、経済、社会、文化の各側面から学際的かつ総合的に取り組むことが重要です。」とも書かれています。

東京都内の私立女子中高等学校では、高校1年生の夏休みの課題として、企業によるSDGsの取り組みを調査することも行われているそうです。

大きな時代の流れや世界の動向をしっかりと捉えながら、生徒の教育を考えていきたいと思います。

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