9月8日(水)2限に1年生国語現代文の授業を見学

9月8日(水)2限に1年生の国語で現代文の授業を見学しました。題材は村上春樹氏の「鐘」でした。

先生の音読で本文を読んで、そこから次々に先生から生徒へ質問がされ『考える』ことに時間と重点をかけた授業が行われていました。1968年から68年にかけての学園紛争が背景にあり、「鏡」が重要な役割を持つ小説ですが、先生から突然に、学園紛争のことについて、ご指名で私の大学時代にも影響があったか尋ねられたので、最後の残り火のようなものはあった気がするとお答えしました。東大闘争で1969年の東大入試が中止になったことの記憶や、安田講堂が1990年まで封鎖されていて、大学在学中は1度も入れなかったこと、当時はまだ学生運動をする様々なセクト集団が少人数ながら大学に残っていて、反戦のデモ行進などが行われ、参加する学生もあったことなどを思い出しました。

国語は、人がものを考えるために絶対的に不可欠な道具です。

国語の時間に、最初は先生に導かれてでもいろいろ考えて、他人に表現してみて、個性によって様々な考え方があることを知って、また自分なりに考えて、他人の言うことを単に鵜吞みしない自分の考え方を身につけていく楽しさを学んでほしいと思います。

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