11月16日(火)2限に2年生の国語現代文「こころ」の授業を見学しました。
時間の最初、『論理エンジン』の読解教材を使い、一斉に数分間静かに読み書く訓練をしていました。日本語の文章を論理的に読み解いて要点を書く訓練は、自分の頭でものごとを考える力をつけるために基本となる大事な練習です。しっかりと思考力を身につけてほしいと思います。
教科書は夏目漱石の『こころ』が題材でした。現代文というものの、この小説の時代背景が明治の代で今とは随分違い、文化や生活様式、家族観、結婚観などが全く異なるので、生徒がどんなふうに理解をするのかとても興味がありました。
紙の切り抜きフィギュアで登場人物の関係性を黒板に解りやすく見せておいて、電子黒板のスライドとプリントを使いながら、生徒とのやり取りで、人物それぞれの心の動きや展開を説明されていました。なかなか重たい小説を読むことに感心させられてしまいました。