体育祭の午後の部の内容です。
お昼休憩が終わり、ダンス部と少林寺拳法部によるショーが行われました。技のキレ、
統一感、気迫、そのすべてが見事に融合し、まさに"芸術"と呼べるレベルでした。ショー
が終わった瞬間、グラウンドには大きな拍手が響き渡り、生徒たちの努力に対する感動が
会場全体に広がりました。
続いて、「クラブ対抗リレー」です。
体育祭といえば、運動部が活躍するイメージが強いかもしれませんが、本校では毎年、
文化部によるリレーも大きな見どころの一つです。
文化部ならではのユーモアや個性、そして真剣さを温かく楽しい姿が伝わってきました。
運動部によるクラブ対抗リレーでは、各部のユニフォームを着た走者たちが、鋭いスタ
ートを切り、観客の応援の中を力強く駆け抜けていきます。印象的だったのは、部活動ご
とのカラーがそのまま走りに現れていたこと。順位だけではなく、どの部も仲間への声援
が絶えず、走り終えた生徒にすぐに駆け抜ける姿が印象的でした。
続いて、「借り人競走」です。普段話さない人とも自然に言葉を交わし、先生と生徒も
一緒になって走り、笑いあう。その一つひとつが、学校生活をより豊かにしてくれる大事
な瞬間でした。
続いて、「綱引き」です。どの団も気合十分で、号令とともに一斉に綱を引く姿には、
予想以上の迫力と熱量がありました。地面を踏ん張る足、全身に力を込めて綱を引く姿、
歯を食いしばる表情、それぞれは本気で「勝ちたい」という願い、その思いが一本の綱に
込められていました。
最後は、「クラス対抗リレー決勝」です。体育祭の締めくくりとして行われた「クラス
対抗リレー決勝」は、まさに全校生徒が注目するハイライトの一つでした。鋭い加速で前
に出る生徒、少し遅れながらも粘り強く食らいつく生徒、それぞれの姿にクラスメイトへ
の思いが表れていました。勝ち負け以上に、この決勝レースに出場したすべての生徒、そ
してそれを全力で応援したクラスメイトの皆さんを心から称えたいと思います。「本気で
走る」その姿に、観ていた全員が胸を撃たれました。クラスが一つになって挑んだこのリ
レーは、きっと皆さんにとっても、かけがえのない記憶として残ることでしょう。