昨日はニュートンでしたが、今日は福沢諭吉の「学問のすすめ」の話です。本校所蔵書物でもあり、この期間に読もうと思いました。もちろん、現代語訳をしたものです。明治初期に書かれたこの本ですが、全17編通して、100年以上前に書かれたものとは思えない内容でした。
「雑然とした混乱の中にあって、東西の事物をよく比較して、信ずべきことを信じ、疑うべきことを疑い、取るべきところを取り、捨てるべきところを捨て、それをきちんと判断するというのは何とも難しいことである。」「多くの本を読み、多くの物事に接し、先入観を持たずに鋭く観察し、真実のありかを求めれば、信じること疑うことはたちまち入れ替わって、昨日信じていたことが疑わしくなることもあるだろうし、今日の疑問が明日氷解することもあるだろう。学問をする者はがんばらないといけない。」(2008年「現代語訳 学問のすすめ」福沢諭吉著、齊藤孝訳 p.203 筑摩書房)
内容を何回かに分けて紹介します。本校の図書館にありますので是非読んでみてください。