硬式野球部 全国高校野球選手権大会大阪大会 初戦突破

 7月18日(祝)堺市にある原池公園野球場において、硬式野球部が全国高等学校野球選手権大会大阪大会初戦となる佐野高校との試合を行い、延長11回の熱戦の末、逆転サヨナラで勝利しました。

 序盤から試合の流れが入れ替わりながら、一進一退の攻防が続き、最後まで勝ち負けの行方が分からない、とても見応えのある試合でした。互いの生徒たちの粘り強さと最後まで諦めない強い気持ちに感動しました。

  

 本校は1回裏、相手エラーからチャンスを得て、送りバントを絡めながらノーヒットで先取しましたが、3回表には連続二塁打により同点に追いつかれました。

 4回裏にはツーアウトからの三塁打でつくったチャンスで、セーフティバントが惜しくもファウルになってしまい、結果、点を取ることができませんでした。すると5回表にはヒットを打った選手が盗塁、送りバントで3塁に行った後、タイムリーヒットが出て逆転されてしまいました。

 その後は互いにチャンスがありながらもタイムリーが出ないまま迎えた7回裏、ヒットで出たランナーを送りバント、その後ヒットが出て1,3塁になった後、ダブルプレー崩れの間に同点としました。その後もチャンスが広がりましたが、残念ながら決定打は出ませんでした。

 8回は互いに出塁しましたが、互いの投手がよく踏ん張りました。9回表の佐野高校は1番からの攻撃でしたが三者凡退に抑えることができ、次の攻撃によい流れを作りました。その9回裏はワンアウトからワンヒットワンエラーで2塁へ、その後内野安打が出て、ワンアウト2,3塁と絶好のチャンスを迎えましたが、またしても相手投手がよく踏ん張り、サヨナラとはなりませんでした。

 10回表はヒットを打たれましたが、後続を抑えました。10回裏は三者凡退に抑えられ次の11回表、ワンアウトからこれまで堅守であった守備陣にエラーが出てしまい、その後ヒットでつながれるなど、ツーアウト満塁のピンチを迎えました。ファーボールの後、また満塁だっただけに入り方が難しかったと思いますが、その初球、タイムリーヒットを打たれてしまいました。ただ、大きく崩れることなく、この回を最小失点で抑えることができたのが裏の回に繋がったと思います。

 11回裏は先頭打者がヒットで出て、再び流れをこちらに引き寄せることができました。すると、送りバントを相手がエラー、再び送りバントでワンアウト2,3塁に。ここからタイムリーヒットが2本続いてのサヨナラ勝ちでした。よく延長に入ると後攻が優位であると言われていますが、最後の攻撃ではこちらの勢いが相手を上回ったのだと思います。

  

  

  

  

 私は久しぶりに球場で直に高校野球を観戦しましたが、球が飛んだ時のドキドキ・ハラハラや、生徒たちの心の動きがよく感じ取れるなど、改めて「高校野球」の面白さを体感しました。加えて、何をするにも強い精神力を育むことが重要だということを実感しました。

 次は22日(金)に同じ原池公園野球場において初芝立命館高校との試合が行われます。佐野高校戦での経験を自信に繋げ、次の試合では自分たちの力を120%出せるよう、準備してもらいたいです。堂々と戦ってきてください。吉報を待っています。

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