生物フィールドワーク【SSH サイエンスツアー】を実施

 本校では平成29年度から、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の一環として、台湾や石垣島・西表島、屋久島などを訪れる「鳥類フィールドワーク」を実施してきました。

 今年度は植物や野鳥、昆虫などの観察や調査を行うことにより、生物の知識の向上や調査技術の習得をめざした「生物フィールドワーク」として、7月27日(木)から29日(土)の2泊3日で、昨年度と同じ兵庫県の鉢伏高原・氷ノ山へ行ってきました。今年度は5名の生徒が参加しました。

 27日(木)は早朝から学校に集合し、バスで鉢伏高原の宿舎へ。到着後は鉢伏山での生物調査を行いました。宿舎を出るとツバメが大量に飛んでおり、コシアカツバメ、イワツバメ、ツバメの3種のツバメを確認できました。他にも、大阪では見ることができない様々な生物を採取、観察することができました。

 2日めはこのツアーのメインともいえる氷ノ山登山でした。山は標高が高くなるにつれて、多様な生物を観察することができます。生徒たちは、様々な生物を観察し、自主的に採取したり、調べたりなど、楽しみながら登山しました。夜には昆虫の灯火採取を行いました。登山で疲れていた生徒たちですが、熱心に活動しました。

 3日めは、宿舎周辺の生物スポット観察と樹木調べを行いました。絶滅危惧種に指定されているバイカモという植物や、国蝶のオオムラサキを観察することができました。樹木調べでは、生徒たちが図鑑の情報や今までとったメモを参考にしながら、自分たちで話し合って答えを導きました。

 生徒たちは、2泊3日の行程の中で、日頃できない貴重な活動や体験をしたと思います。今回この「生物フィールドワーク」に参加したことで、これまで以上に、生物や自然環境に強い興味・関心を持てたのではないかと思います。今回の研修内容を、課題研究をはじめとする各自の活動に活かしてもらいたいと願っています。また、今後の進路の発見につながっていくことも期待しています。

 なお、この「生物フィールドワーク」については、「SSH BLOG」もご覧ください。

  

  

  

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