「大阪サイエンスデイ(第1部)」 報告

 10月21日(土)13時30分から府立天王寺高等学校において、大阪府教育委員会・府立天王寺高等学校・大阪工業大学が主催する「大阪府生徒研究発表会(第1部)~大阪サイエンスデイ~」が行われました。大阪府生徒研究発表会は、大阪府内の高校生に対し、理科や数学に関する興味・関心をさらに喚起するため、各学校で取り組むサイエンス分野の課題研究の成果を発表する場として実施されており、今年度が第16回となります。本校もグローバルリーダーズハイスクール(GLHS)、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定された平成23年度から参加しています。

 今回の府立天王寺高等学校での発表会は第1部に位置づけられており、ポスターセッション(パネル発表)を通して、高校生どうしの交流を促し、互いに刺激を受けながら切磋琢磨することで、学習や進路選択に関する意欲を高めるとともに、問題解決能力やプレゼンテーション能力の育成を図ることをめざしています。今年度は127本のポスターの参加がありました。

 実施方法は、全体をAグループとBグループの2つに分け、前半90分と後半90分の2部制とし、体育館での発表と全18教室(審査会場)における発表に対する審査を入れ替わりで行います。例えば、Aグループの生徒は、前半の部ではそれぞれ指定された教室(審査会場)でポスター発表を行い、質疑応答を行うとともに、審査員によるルーブリックを用いた審査が行われます。自分の発表以外の時間はその教室で他グループの発表を聞き、質疑応答に参加します。前半終了後の後半の部では、90分をさらに2つに分けられた時間帯(発表時間40分、見学時間40分)で、体育館においてポスター発表および見学を行います。

 13時30分の開始に先立ち、体育館において府立天王寺高等学校の西田校長から開会の挨拶がありましたが、すでにその時点で多くの生徒が集まっていました。参加した生徒たちはこれから始まる研究発表を楽しみにしている様子で、とても活気がありました。

 ただ、本校2年生は前日の20日から修学旅行に行っており、ポスター掲示はしてもらいましたが、直接、発表することはできませんでした。本校からはプロジェクトNovaの1年生14名が参加しました。参加した1年生たちは熱心に研究発表について記録をとっていました。また、教員2名が審査員として参加しました。

 大阪府生徒研究発表会(第1部)としているとおり、第2部は12月17日(日)大阪工業大学梅田キャンパスで行われます。今回の審査員による助言などを参考に各学校で追加の実験・検証などを行いながら、課題研究の質的向上を図り、今回参加したグループの一部が各学校の代表として第2部に参加します。第2部ではポスターセッション(パネル発表)ではなく、プレゼンテーションソフトを活用したオーラルセッション(口頭発表)により審査が行われます。本校の2年生は今回、直接発表できませんでしたが、第2部までにさらなるブラッシュアップを図り、優れた成果を残してくれることを期待しています。

 

  

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