昨日、４月４日（木）午後２時から南海浪切ホール大ホールにおいて、321名の新入生を迎え、第79回入学式を挙行しました。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんを本校の生徒として迎えることができ、たいへん嬉しいです。保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。授業はもちろん、多岐にわたる教育活動を通して、お子様の素晴らしい能力を一層伸ばせるよう、また、お子様が楽しく安心して学校生活を送れるよう、尽力します。本校の教育活動にご理解とご協力いただきますよう、お願いします。
入学式では開式の辞の後、国歌斉唱、入学許可宣言、学校長式辞、代表生徒による誓いの言葉、校歌演奏、担任・教頭・事務長・首席・各部長等紹介を行い、閉式しました。
私からの式辞では、これからの予測困難と言われる社会を生きていくために、「自ら主体的に考え、判断して行動していくことが必要です。また、解決すべき課題を発見する力や、学び続けようとする強い意志、さらに、協働することにより課題解決の道すじを切り拓いていく力を身に付けてほしい」と伝えました。また、「これからの高校生活では、努力したことがなかなか実を結ばないこともあると思います。諦めることなく、粘り強く努力を続けてほしい。いつかきっと大きな成果として現れてくるはずです。」と話しをしました。
また、入学式終了後には第２部説明会として、本校PTA会長、学校長、進路指導部長、生活指導部長、１年学年主任から話しをする機会を設けました。皆が新入生及び保護者の方々に、それぞれの思いや願いを熱く語っていました。生徒たちの心に響いたのではないかと思います。
私からも改めて話しをさせてもらいました。式辞を読み上げるのとは違い、普段の喋り方を意識しながら、今年度に実施するGLHSとしてのグローバルリーダー養成プログラム（校内版）、イギリス研修とオーストラリア研修について、また、SSHとしての夏季サイエンスツアーとプロジェクト"Nova"の取組について説明しました。生徒たちには、様々な取組がある中で、自分の関心や自分の進路に応じて、参加することが有意義だと考える取組には積極的にチャレンジしてほしいと思います。なお、夏季については日程が重なっていますので、しっかりと日程を確認しながら、参加を検討してください。
また、岸和田高校の先輩として私自身の高校時代の反省を踏まえて、「新たな目標を持ってほしい」、「時間を有効に活用してほしい」、「日々、成長を感じながら生活してほしい」という３つの視点で話しをしました。
生徒たちには、高校という新たな環境で新生活をスタートさせるにあたり、新たな目標を持ってほしいと思います。特に、大学受験を考えると、１年生からの積み重ねが必要となるため、高校に合格したからといって気を緩めることなく、勉学に励んでほしいと思います。もちろん、部活動や学校行事、そしてGLHSやSSHなどの取組にも全力で取り組んでほしいので、自分でいかに時間を有効に活用するかを追究してほしいです。時間の有効活用が身に付けば、これから生きていくうえでも大いに役立ちます。また、新たに立てた目標に対して、少しずつであっても歩みを止めることなく、日々の成長を実感しながら、充実した高校生活を送ってほしいと願っています。
岸和田高校79期生となる新入生の皆さんが様々な多くの経験と学びを積み重ねながら、楽しく充実した高校生活を送り、限りない可能性を最大限に発揮することを願っています。また、４月８日（月）の始業式で会えることを楽しみにしています。
当日の岸和田城の写真も掲載しました。４月１日の新年度の挨拶でも写真を撮影しましたが、その時にはようやく咲き始めたといった状況でした。昨日は木によっては満開ではないかと思うほど、桜の花が開いていました。この３日間で一気に花開いた感じです。岸和田城の周りの桜も含めて、本校は今、華やかな雰囲気に包まれています。昨日は入学式終了後に浪切ホールから学校に移動し、本校正門前で記念写真を撮影されているご家族をたくさん見ました。嬉しそうであり、また、誇らしげな生徒の顔が印象的でした。この喜びを胸に、新たな高校生活を送ってください。
