全学年、進路ホームルームを実施

 昨日6月19日(水)、4月9日(火)に実施した外部教育機関による学力調査(国語・数学・英語)の結果に関する説明会を行いました。3年生は4限、2年生は5限、1年生は7限の時間帯に実施しました。私は7限に岸高ホールで実施した1年生の説明会に参加しました。

 前半は「学力調査の結果を振り返り、次の目標を設定しよう」という内容で、まずはこの学力調査における学力指標である「学力到達度」についての話しがありました。1年生4月当初の「学力到達度」では、京都大学・大阪大学・神戸大学レベルがおよそ3分の1、また、大阪公立大学レベルを含めると半数以上の生徒が該当すると伝えられました。ただ、この結果は中学校の学習範囲における到達度であり、来年度2年生当初(1年生で学習した範囲における調査)では、高校での学習内容は中学校の頃と比べてより教科の専門性は高く、難しくなることもあり、このレベルの人数が減ってしまう傾向にあります。生徒たちには、十分に理解しながら学習をすすめることにより、その結果として、「学力到達度」を下げることなく、少なくとも現状維持を実現してほしいです。

 また、学習に対する意識や学習時間などの学習行動を含めた指標である「学習到達度」の話しもありました。その結果では、京都大学・大阪大学・神戸大学レベルがおよそ1割弱、大阪公立大学レベルを含めても2割弱と減ってしまいます。すなわち、「学習到達度」を高めなければ、今後、「学力到達度」を下げてしまう可能性が高いことを意味しています。そこで「学習力」を高めることの重要性について話しがありました。「学習力」とは、「何をするか、どれだけするか」という『行動(学習習慣と学習方法)』と、「どう取り組むか」という『態度(粘り強さと自己調整)』を統合した力とのことでした。生徒の皆さんには、この「行動」と「態度」を併せ持ち、「学習力」を意識しながら、学習に励んでもらいたいと願っています。

 さらに、国公立大学への合格をめざすためには、国語・数学・英語の学力をバランスよく高めていくことが大切であること、また、この春卒業した76期生の大学進学実績と3年4月時点での進路希望調査結果について話しがありました。

 後半には「目標達成のために、今、何をすればいいのか考えよう」ということで、今後の予定と今やるべきことについて話しがありました。その中で、忙しい高校生活において、いかに学習時間を確保するかという点で、「すきま時間を活用しよう!」という話し、「目標を高く持とう!」という話しなどがありました。また、「1ランクUPのために」と題して、国語・数学・英語の教員から各教科を学ぶ上でのアドバイスがありました。

 生徒たちにとっては、文化祭が終わり、これから期末考査に意識を切り替えようとしているよいタイミングでの話しであったと思います。生徒1人ひとりが高校生となり初めて受けた定期考査である中間考査の成果と課題を踏まえて、7月3日(水)からの期末考査に全力を尽くしてほしいです。考査範囲の学習内容について、十分に理解の上、自信をもって考査に臨めるよう準備してください。

 本日、生徒たちには「進路資料」を配付しました。この資料には、過去3か年の大学進学実績などに加えて、大学に入学した先輩からの合格体験記・後輩へのアドバイスを掲載しています。一人ひとり大学受験に対する意識や勉強方法は異なりますが、限られた時間をうまく管理し勉強時間を確保したという点は共通です。

 説明会の話しにもありましたが、日頃の生活(日単位・週単位)を改めて見直し、学習に取り組む時間をいかに生み出せばよいのか、自分でしっかりと工夫し計画を立ててください。すぐに行動に移さなければ、最終的に時間がたりず、目標とするゴールに辿り着かないかもしれません。

 やりたい事は多くあると思いますが、「第一志望の進路実現」を最優先にし、計画的に学習に取り組んでほしいと思います。

  

  

カレンダー

2025年7月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

カテゴリ