1年生対象「交通安全教室」を実施

 本日7月10日(水)4限、岸高ホールにおいて1年生を対象とした「交通安全教室」を実施しました。自転車事故について話しをしていただいた後、代表生徒4人が自転車シミュレーターを用いて自転車を走行させながら、特に気を付けなければならない場所やシチュエーションについて実際に体験しました。

 走行する目的地や時間帯なども様々で、「学校に行く」「スーパーに行く」「夜間に塾に行く」「商店街を走る」という4つの設定がありました。その他の生徒たちはスクリーンに映し出された運転者が見る景色と自転車の動きを心配そうにハラハラしながら見ていました。自動車にぶつかるなど、転倒した際には大きな声が出され、応援する声もあがっていました。目的地まで走行を完了した後には、それぞれ気を付けなければならない場面での結果(○or×)が表示されていました。

 歩行者や自動車が急に飛び出してくることがあり前方左右の十分な確認が不可欠であること、障害物を避けるため走路を変更するなどの場合には後方右側の確認が重要であること、また、スピードを出し過ぎると気付いても避けることができないことなどを改めて認識したことと思います。

 シミュレーターでの体験が終わった後、岸和田自動車教習所の方から話しをしていただきました。自転車は、法律上は軽車両と位置付けられているため、違反運転をすると自動車と同じ扱いになるということでした。また、「信号無視」「2人乗り」「一時不停止」「傘をさしての運転」「イヤホンを装着しての運転」「無灯火」「車道の逆走」「友達との並走」などはその違反運転に当たるということでした。加えて、事故を起こしてしまった場合の対応、事故にあった場合の対応についても丁寧に説明いただきました。そして最後に「ルールとマナーを守って安全運転を」という言葉をいただきました。お忙しい中、本校生徒のためにお話しいただき、ありがとうございました。

 その後、生活指導部長の教員から本日のまとめとしての話しがありました。その話の中で、本校生徒のうち、およそ300名が自転車を利用しているという話しがありました。本日の交通安全教室で学んだことを意識しながら、転倒したり、事故にあったりすることのないよう、十分に注意して安全運転をお願いします。特に、通学時は荷物が多くバランスを失いがちです。また、遅刻しないようにとスピードを出しがちです。そのため、常に時間にゆとりをもって行動するようにしてください。日頃から5分前集合を心がけてください。

 そして最後にヘルメット着用について話しをさせていただきます。道路交通法が改正され、令和5年4月1日から全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されたことは知っていると思います。

 自転車乗用中の交通事故で亡くなられた方は、約5割が頭部に致命傷を負っているということです。また、自転車乗用中の交通事故でヘルメットを着用していなかった方の致死率は着用していた方に比べて令和元年から令和5年までの5年間の合計で約1.9倍高くなっているというデータがあります。

 自分は安全運転をしているから事故にあわないと考えているかもしれませんが、自分がどれだけ気を付けていても、突然、自動車が飛び出してくる可能性もあります。シミュレーターでは自動車とぶつかっても笑いごとですみますが、現実に起こってしまうと、それではすまないことは明らかですよね。

 生徒の皆さんにはぜひとも「自分の命は自分が守る」という考えのもと、自分の頭部を守るために、ヘルメットを着用してもらいたいです。

  

  

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