昨日7月12日(金)13:30から多目的教室において、7月27日(土)から8月6日(火)までの11日間で実施するイギリス研修に向けた事前研修を開催しました。本研修に参加する35名の生徒と保護者の方にご参加いただきました。保護者の皆様方にはお忙しい中、ご参加いただき、ありがとうございました。
今回のイギリス研修では、同じプログラムに参加する他国の生徒との英語による交流がメインとなります。午前中には一緒に学ぶ英語レッスン、午後は大学のグラウンドや体育館でスポーツやアクティビティ、そして夜はゲームなどを通じた交流が計画されています。本研修ではバース大学寮で滞在するため、夜を含めた多くの時間、他国の生徒たちとの交流を楽しむことができます。ちなみに、今回、60名から80名程度、他国の生徒が参加する予定だという報告がありました。また、研修の後半には、オックスフォード大学での学生との交流や、テームズ川クルーズを含めたロンドン終日研修も予定されています。
事前研修の始まりにあたり、私から挨拶をさせていただきました。「出発2週間前となりました。期末考査を終え、ますますイギリスへの期待が高まっていると思います。ここ最近テレビでよく映っていましたが、オックスフォード大学に行けるのはとても羨ましいです。これまでしっかりと準備をすすめてきましたか。不十分という場合には、まだ2週間あります。研修に参加する以上はしっかりと準備をして、最大の成果(多くの学びと経験)が得られるようにしてください。楽しんで来てほしい。」と伝えました。また、「本校が8月20日、21日に実施する「岸高見学会」において、イギリス研修の報告(体験したこと、学んだこと、感じたことなど)を直接、皆さんに英語で話してもらいたい。報告してくれる生徒を募集しています。」とお願いしました。「自分がやりたい」と、校長室に来てくれる生徒を待っています。
私の挨拶の後、本校同窓会を代表して、事務局・財務部会長の佐野 勉 様から激励の言葉をいただきました。今回のイギリス研修実施にあたり、同窓会の方を中心とした大阪教育ゆめ基金へのご寄附を参加生徒への支援に活用させていただいています。また、佐野様にはお忙しい中、ご来校いただき、生徒たちに話しをしていただき、ありがとうございました。
その後、参加生徒全員から、グループに分かれ一人ずつ、英語による決意表明が行われました。決意表明を行うことは事前に伝わっており、生徒たちはイギリス研修参加にあたり、こういう点を頑張りたいという内容をまとめてきていました。生徒の皆さん、考えていた内容をしっかりと伝えることはできたでしょうか。覚えた英語を話すことが目的となり、聞いている人たちに伝えようとする意識がおろそかになりませんでしたか。私自身も何度も経験するのですが、覚えていることを話したり、書いていることを読んだりするだけでは、その考えや思いがうまく伝わらないことが多くあります。相手に伝えることが目的だということを再認識し、研修における他国の生徒のコミュニケーションに活かしてほしいと思います。
その後は本研修を企画・実施する旅行会社の担当者から、配付された「しおり」などを用いて、時間厳守やパスポートの持参確認などの注意事項、服装や荷物などについて詳細な説明が行われました。また、お金や貴重品の管理、イギリスの基本的な情報などについての話しもありました。
本研修への参加申込締め切りは4月末日でした。したがって、イギリスに行くことが決まってから、多くの時間が経過したことになりますが、この間、参加する生徒の皆さんは自分自身の意識や行動に変化がありましたか?もし、そうした変化を感じていないならば、おそらく、参加する目的や目標が曖昧なのだと思います。繰り返しになりますが、改めて、今回のイギリス研修に行く目的や目標を再確認し、それが実現・達成できるようにしてください。イギリス研修に参加しようと一歩を踏み出せたのですから、さらなる自主性と積極性を発揮することができれば、大きな成果を得られることと思います。
最後になります。梅雨空が戻ってきましたが、まもなく梅雨が明け、再び猛暑が続きそうです。また、新型コロナウィルス感染症の感染者数が全国的に増加しているそうです。体調には十分気をつけてください。それが参加する皆さんにとっての最大のミッションかもしれません。