令和6年度2学期始業式を実施

 昨日8月26日(月)1限、2学期始業式を行いました。2・3年生は22日(木)から補充授業が始まっていますが、3学年揃うのは昨日が最初になります。暑さ厳しいこともあり、1学期終業式と同様、各教室と校長室をGoogle Meetでつないで始業式を行いました。

 最初に、校長講話として、私自身が夏季休業中に感じたことや、2学期の取組に向けて生徒たちに伝えたいことなど、4つのことについて話しました。

 1つめは、これから1年生が行う課題研究のテーマ設定、9月12日に開催する文理課題研究発表会に向けて、昨年度2月に開催されたGLHS合同発表会で大阪大学の佐藤先生がGLHS10校の生徒たちに向けて話されたことを紹介しました。「5歳児が1時間にどのくらい質問するのかを調査した研究者がおり、その結果は平均107個でした。5歳児がピークで6歳児から減っていきます。それはなぜだと思いますか。」という質問から始まり、「『多くの問いを持つ人は多くのことを学ぶことができる。また、良質な問いを持つ人は良質な人生を送ることができる』という言葉があります。」といった話しを通して、問いを持つことの重要性について。また、探究学習について、「探究学習は、問い(リサーチクエスチョン)の設定が重要であり、しっかりとした問いを立てることができれば、しっかりとした探究学習に結びつきます。今後、多くの問いを持ち、質の高い問いを立てることを心がけてほしい。」とのメッセージがあったことを紹介しました。

 2つめは、私がこの夏、東京方面大学ツアーに行った際に、この春、東京大学に合格した生徒と話しをした内容、彼の凄さについて話しをしました。その凄さとは、自らの目標を立て、それを実現するための実践力です。本校入学時は中位の成績であったことから、定期考査では常に80点以上をめざそうと心に決めたそうです。決めることは簡単ですが、そのために何をするのか、そしてそれを実践することが重要であると伝えました。また、千葉大学に合格した生徒の話しをしました。千葉大学に決めたのは、デザイン工学を学びたく、自ら大学の情報を調べ、千葉大学よかったからだという話しです。あわせて、この2人を含めて、多くの先輩からのメッセージを掲載している「進路資料」を読んでほしいと話しました。

 3つめは、その千葉大学に合格した生徒の話しから、「自分のやりたいことを学ぶことができる、それを仕事とすることができることほど素晴らしいことはないと思います。自らの興味・関心や夢・希望をもとに、様々な情報を収集し、実際の見学や体験を通してでも、やりたい事や行きたい大学を見つけることには価値があると思います。」と話しをしました。そのうえで、「1年生が行う文理選択については、今後の進路を決定するうえで、大きな分岐点になる可能性があります。単に得意・不得意だけではなく、様々な視点から検討してほしい。」と話しをしました。

 4つめは、主体的に取り組むことの重要性について話しをしました。オーストラリア研修に参加した生徒を対象とした事後研修での話しから、「同じ研修に参加しても、得られる成果は人それぞれです。それはその人がどれだけ目的をもって主体的に取り組んだかによって、その効果に差が出るからです。」という話しをし、「たとえ、しんどいこと、やりたくないことであっても、自分自身がやらなければならないと考えることに対しては、成果を得るためにも、前向きに、主体的に取り組んでほしい。先ほどの5歳児のように、人間は誰しも、知りたいという欲求を持ち、それを知ったときの喜びを知っています。本来、学ぶことは楽しいはずです。ぜひとも、新たなことを知った時、分からないことが理解できた時の喜びと、日々の成長を実感しながら、楽しく取り組んでほしいと思います。」と伝えました。

 最後に、「2学期は体育祭、合唱コンクールやクラスマッチなどの行事が予定されています。また、2年生は台湾への修学旅行があります。私も2年生の皆さんと一緒に修学旅行に行かせてもらいます。『心にも、記憶にも残る修学旅行』にしましょう。3年生にとっては、大学受験に向けた重要な時期となります。後悔することのないよう、精一杯、やり切ってください。ただし、自分を追い詰め、しんどくなることはないようにしてください。」と話しをしました。その後、私から新たに着任した教員の紹介をしました。

 そして、各部活動における表彰伝達を行いました。今回も部活動の成果として、多くの生徒の名前が読み上げられました。その後、自治会会長の渡邉くんから、エアコン、TV番組へのエントリー、郷土資料室の開放のことについて話しがありました。また、生活指導部及び進路指導部の部長から話しを行いました。

 2学期が始まりました。1・2年生は引き続き、部活動や学校行事、そして勉学に励んでください。3年生にとっては貴重な時間を有効に活用しながら、大きな成果をあげてもらいたいと願っています。まだまだ残暑厳しい中、体調管理には十分心がけてほしいです。

  

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