遅くなりましたが、7月31日(水)~8月2日(金)の2泊3日で実施した「生物フィールドワーク」について報告させていただきます。
昨年度は7月27日(木)からの2泊3日で兵庫県の鉢伏高原・氷ノ山に行きましたが、今年度は、やんばるの森の生物多様性とその複雑な生態系を理解することを目的に、沖縄県やんばるに行きました。参加した生徒は参加希望のあった7名です。
7月31日(水)は午前7時に関西国際空港に集合し、10時20分に那覇空港に到着しました。那覇空港からOIST(沖縄科学技術大学院大学)に移動し、13時00分から研究室訪問を行うとともに、「アリ」の生態、特に「ヒアリ」についての特別講義を受けました。16時にOISTを出発し、17時30分にホテルベルパライソ(今帰仁村)に到着。夕食後の20時ごろから、ホテル前に紫外線ライトを置き、昆虫をおびき寄せる「灯火採取」を行いました。
8月1日(木)は朝食後に宿舎を出発し、辺野喜ダム付近まで移動後、山原フィールドワーク(辺野喜ダムを1周探索)を行いました。そして、ヤンバルクイナ生態展示施設を見学後、17時に出発し、やんばる学びの森(国頭村)に17時30分に到着。19時30分から夜間研修(ナイトハイク, 森を探索し、生物観察)を行いました。
8月2日(金)は6時30分から、フィールドワーク(主にバードウォッチング)を行いました。朝食後に宿舎を出発し、比地大滝付近まで移動後、フィールドワーク(比地大滝まで往復)を行いました。12時に出発し、那覇空港から19時25分に関西国際空港に帰ってきました。
参加した生徒の皆さん、お疲れ様でした。朝早くから行動し、夜間にも活動を行ったということで、充実した2泊3日であったのだろうと思います。沖縄まで行った甲斐があり、貴重な活動や体験をしたようですね。今回この「生物フィールドワーク」に参加した皆さんは、生物や自然に興味・関心を持っていたのだろうと思いますが、今回沖縄に行ったことで、よりその気持ちが高まったことと思います。今回の研修内容を、今後の課題研究をはじめとする自身の活動に活かしてもらいたいと願っています。また、今後の進路選択につながっていくことにも期待しています。