「大阪教育大学キャンパスガイド2024」報告

 昨日10月20日(日)、大阪教育大学柏原キャンパスにおいて、「大阪教育大学キャンパスガイド2024」が開催されました。府立高校教職コンソーシアム校と大阪教育大学附属高等学校の高校生を対象とした「大教大をまるごと体験しよう!」という特別体験プログラムです。

 昨日は、全体で40校190名の生徒が参加、本校からは1年生2名と2年生6名の計8名の生徒が参加しました。本校では当日の午後から同窓会音楽会が開催されていましたが、本校生徒が午後からのパネルディスカッションにパネラーとして参加することもあり、私は「大阪教育大学キャンパスガイド2024」に行ってきました。

 柏原キャンパスは山の上にあり、登りはエスカレーターがあるとはいえ、まさしく登山です。初めて来た生徒にとってはエスカレーターがあることに驚いたと思います。ただ登れば、大阪市内の景色を一望することができます。昨日は晴天で、あべのハルカスも見えるなど、景色がよく、清々しい気持ちになりました。

 プログラムの開始に先立ち、大学生によるアンサンブル演奏が行われました。そして、10:30からオープニング、大学紹介が行われました。大阪教育大学の魅力として、必履修として教員免許取得に必要となる科目を履修することができることなどの話しがありました。また、キャリア支援センター、附属図書館、そして食堂の紹介がありました。第1食堂(大学生協食堂)は知っていましたが、キャンパス内にそれぞれ特徴の異なる4つの食堂があることは私も知りませんでした。その後、班に分かれて、キャリア支援センター、附属図書館、体育館、音楽棟などの施設を見学しました。班分けはあえて他校の生徒と交流できるよう配慮されており、他校の様子を知ることができるよい機会だと感じています。その後、大学生協食堂でランチタイムとなりました。メインはハンバーグと唐揚げのどちらかを選ぶスタイルです。私は唐揚げを選びましたが、ハンバーグを選んだ生徒はとても美味しかったと言っていました。食堂では食後も皆が楽しそうに話しをしていました。

 午後は13:10から、文系と理系に分かれて特別講座が行われました。文系は箱崎雄子教授による「発音の基礎・基本-これだけで英語らしく聞こえる-」、理系は町頭義朗教授による「論理と数理パズル」でした。昨年度は理系のほうに参加したので、今年度は文系のほうに参加させてもらいました。箱崎教授とは以前から面識があり、人を引き付ける圧倒的な明るさとテクニックは知っていましたが、その想像を上回り、講座というよりパフォーマンスでした。あっという間の40分であったと感じました。

 その後、14:10から、大学生・教員に加えて、「教師にまっすぐ」を受講している高校生3名が参加するパネルディスカッションが行われました。先ほど書いたとおり、今回、本校の生徒が3名の中に選ばれていました。大勢の前で緊張したとは思いますが、教師になりたいと考えている理由やどのような教師になりたいのかをはじめ、聞かれたことに対して堂々と的確に答えていました。学校教育について、大学教授、校長、大学院生、大学生、高校生がそれぞれの立場での思いや考えが伝えられ、教員をめざし参加した生徒たちにとっては、とても参考になったのではないかと思いました。

 その話しの中で、大学教授の立場でパネラーを務められた町頭義朗教授が言われた、1,2年生の皆さんには「教師にまっすぐ」でなくても、様々なことにチャレンジして、高校生でしかできない体験をしてもらいたいとの言葉には共感しました。特に教師になりたいと考えている皆さんには、部活動や学校行事、その他の教育活動などを通して、コミュニケーション力や協働する力、そして何よりも人間性を高めてもらいたいと思います。

 参加した生徒の皆さん、柏原キャンパスまでの遠い道のり、お疲れ様でした。また、最後になりましたが、高校生のためにこのプログラムを企画いただいた大阪教育大学の関係者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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