「大阪大学ツアー2024」 報告

 11月9日(土)13:30から大阪大学の豊中キャンパスと吹田キャンパスにおいて、「大阪大学ツアー2024」が開催されました。この大阪大学ツアーは平成24年7月に締結された大阪大学と大阪府教育委員会との連携協定および大阪大学とグローバル・リーダーズハイスクール(GLHS)10校との覚書に基づき、平成26年度から実施されています。

 昨年度の参加は45名でしたが、今年度は129名の生徒が参加してくれました。今回、大阪大学ツアーに参加し、大阪大学の魅力を実感した数多くの生徒たちが、大阪大学入学を目標として、今後の高校生活を送ってもらえれば嬉しいです。

 今年度は田中敏宏理事・副学長による大学概要説明のあと、理学部、経済学部、文学部、工学部、薬学部の5学部の模擬講義が行われました。理学部は「体内時計が作る昆虫の二日リズム」と「高分子―その意義と魅力」、経済学部は「企業の経営とマーケティングの考え方」、文学部は「焼畑が熱帯林を破壊しているってホント? ─世界を正しく理解するために」、工学部は「バイオによるものつくりの歴史:日本初のウイスキーからバイオ医薬、iPS細胞まで」、薬学部は「注射器要らず! 皮膚にペタッと貼るワクチン!」というタイトルの講義が行われました。文系・理系を問わず、どれも話しを聞きたい興味ある内容だと感じました。

 理学部と経済学部、文学部は豊中キャンパスにて、工学部と薬学部は吹田キャンパスにおいて行われました。そのため、大学概要説明については、吹田キャンパスコンベンションセンターMOホールでの様子がリアルタイムでその他の会場に配信される形で行われました。

 今回、新たな取組として、吹田キャンパスにおいて工学部の模擬講義が行われている時間帯に、教員を対象とした薬学部に関する説明会が行われました。説明会に参加した教員から、大阪大学薬学部薬学科では、先進研究コース、大阪大学Pharm.Dコース、薬学研究コースの3つのコースが設定されていること、学校推薦型選抜による入学者は先進研究コースに進学することなどについて詳しい説明があったと聞きました。また、工学部の模擬講義を終えた薬学部の時間帯に、工学部の希望生徒を対象とした、大学院工学研究科の学生による「教科書の問題は再現できるのか⁉~光の回折・干渉編~」というタイトルの実験教室が行われました。現実では空気抵抗や摩擦がある中、光の回折、干渉を例にとって、教科書に載っているような簡単な問題を解き、同じ実験を実際に行った結果と計算によって求められる結果がどの程度一致するのかを確かめようという内容であったそうです。とても面白い企画だなと感じました。毎年、様々な工夫をしながら「大阪大学ツアー」を実施いただいている大阪大学関係者の皆様に感謝申し上げます。

 参加してくれた生徒の皆さん、お疲れさまでした。皆さんにとって有意義な時間を過ごすことはできたでしょうか。また大阪大学に対して憧れを持つことはできたでしょうか。田中敏宏理事・副学長による大学概要説明にもあったと思いますが、私自身は大阪大学の学生の育成に向けた教育方針は素晴らしく、実践力もあり魅力ある大学だと考えています。今回参加したことをきっかけに、大阪大学に限らず、自分自身がめざす大学について、また学部や学科について詳しく調べてもらいたいと思います。

 今後案内しますが、12月22日(日)には「京都大学キャンパスガイド」が実施されます。京都大学には大阪大学とは異なる雰囲気と魅力があります。「京都大学キャンパスガイド」には私も行きますので、ぜひとも一緒に京都に行きましょう。

 以下の写真は最初の8枚が吹田キャンパスで、4枚がMOホール、次の4枚が工学部の実験教室の様子です。そして残りの4枚が豊中キャンパスでの写真です。

 

 

 

 

 

 

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