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昨日1月8日(水)、8:35から3学期始業式を行いました。今回も各教室と校長室をGoogle Meetでつなぐオンライン形式で実施しました。
最初に校長講話として私から話しをしました。まずは、毎年、3学期の始業式に話しをする「今年の抱負」について、新たな年を迎えたこの機会に、皆さんが考える1年後のあるべき姿(目標)をイメージし、その目標に向かって、この1年間、どのような事に取り組むのかを計画し、それを実践していってほしいと伝えました。やるべきことが多く、忙しい日々を送る生徒たちには、着実に目標に近づくことができるよう、また後悔しないよう、貴重な時間を大切にしながら、1日1日を有意義に過ごしてほしいと願っています。
そして昨日は、これから大学受験を控える多くの3年生や、1年後にその立場となる2年生を意識し、先日の1年生SSH講演会での講師の言葉、過去の卒業式の式辞での言葉などを引用しながら、これからの「人生」について話しをしました。
SSH講演会では、講師の方から大学の役割と高校時代について、「大学に入る目的は、これから生きていく中で、自分の軸にするものを磨いていくことであり、自分の自己実現のために必要なことである。」、「その前の高校の段階では、何がしたいのだろう、どういうことを生きる上での強みにしていくのだろうか、などについて考えることが大切である。」という言葉がありました。この言葉どおり、生徒の皆さんには、しっかりと自分と向き合い、まずは自分のやりたいこと・学びたいことをもって、自分の希望する大学・学部に進学してもらいたいです。
また、一昨年度の卒業式式辞での「生きるとは選ぶことである。自主的に選ぶことができなくなったとき、私たちはすでに生きる意味を失っている。」という言葉を紹介しました。これから生きていく上で重大な選択を求められたときには、自分の「選ぶ力」を信じて、自分の価値観をもとに選ぶべきだと思います。これからの自分の歩むべき道は自分で切り拓いていくという気持ちで、自らの強い信念を持って、進んでいってもらいたいと伝えました。
そして、昨年度の卒業式式辞での言葉「しなやかに、そして、したたかに」について話しをしました。「しなやか」は弾力を意味し、困難なことに直面した時にも臨機応変に適応し、冷静に対処できる柔軟性です。「したたか」は困難な状況を把握・分析し、目標を立て、粘り強く乗り越えていく強さのことです。「情報化社会」と言われ、何かと便利に、そして快適になったと思う一方で、様々な情報が溢れかえる「情報過多社会」となり、「わずらわしさ」や「生きづらさ」を感じることも多いと思います。これからの将来の予測が困難な時代を生きる皆さんには、この「しなやかさ(柔軟性)」と「したたかさ(強さ)」を併せ持ち、しんどいことや困難な場面をも乗り越え、自分の成長に繋げることができるような「たくましさ」を身に付けてもらいたいと伝えました。
最後は、「3年生の多くは、『人生の分岐点』ともいえる重要な時期を迎えますが、自らが主体的に考え、冷静に判断し、自信を持って行動してもらいたいと思います。応援しています。」という言葉で締めくくりました。
校長講話の後、首席から各部活動における表彰伝達を行いました。優秀な成績を残された皆さんの頑張りに敬意を表します。その後、生活指導部、進路指導部、首席、教務部から連絡がありました。
生徒の皆さん、始業式でも最後に話しをしましたが、まだまだ、インフルエンザをはじめ、感染症の流行が予想されます。十分な感染対策と体調管理に心がけ、無事に3学期を乗り越えてください。