4月11日(金)6限のHRにおいて、1年生を対象に、各クラブの活動内容、活動日や活動場所などの情報伝達を目的とした「クラブ紹介」を行いました。
昨年度から、事前に撮影・編集したクラブ紹介動画を1年生のClassroomに配信し、各教室においてその動画をプロジェクターで黒板に映し出し、生徒が視聴する形で実施しています。
本校のクラブは、運動部が20部、文化部は25部あり、クラブ数は府立高校で最多です。そのため、各クラブの動画はコンパクトに編集され、テンポよく次々に切り替わりますが、それでも全体では30分を超えます。私は1年8組の教室に入らせてもらい、生徒たちと一緒に動画を見ました。すでにどのクラブに入ろうか決めている生徒もおれば、複数の候補まで絞っているものの、まだ決めかねている生徒もいるのだろうと思います。生徒たちは、時には笑いながら、最後まで真剣に動画を見ていました。
すべての動画を見て、昨年度にも増して、しっかり工夫して作成したなと感じられるクラブが多くあったと思います。短い時間で何を伝えるのか、より強いインパクトを与えるにはどうすればよいのかなど、熟考した成果だろうと感じました。また、昨年度は各クラスが文化祭での企画内容を動画にしたことも、動画作成に関する技術などの向上に寄与しているのだろうと思いました。
1年生の皆さんには、入学式後の話しにおいて、京都大学理事の言葉を引用して、勉学のみならず、部活動や学校行事、GLHS・SSHとしての取組などにも積極的に参加してほしいと伝えました。そうした活動により得られる経験が、自分自身の興味・関心や可能性を広げるとともに、様々な資質・能力を高めることにつながります。そのことを意識しながら積極的に参加し、楽しく充実した高校生活を送ってもらいたいです。
特に部活動は、先輩と後輩、同級生どうし、そして顧問と部員など、多様なつながりの中で、同じ目標に向かって、互いに切磋琢磨し、励まし合いながら、力を一つにしていく中で、人間関係を深めるとともに、部員一人ひとりがそうした活動を通して自己肯定感を高めるなど、その意義は大きいと考えています。また、その活動の中で、楽しさや喜び、感動・悔しさ・達成感などを味わうことで、豊かな人間性を育成し、自主性・克己心・社会的な態度・協調性・リーダーシップなどの醸成にもつながるものと考えています。
本校では毎年、兼部を含めると95%以上の生徒がクラブに入っています。80期生の皆さんにも、より多くの人がクラブに入ってくれることを期待しています。
ちなみに、そのような考えのもと、本校の学校経営計画には以下の文章を記述しています。
■「文武両道」をめざし、学習と部活動・学校行事の両立への意識を高める。また、部活動において「リーダーとしての資質・能力」を育む。
ア 生徒が主体的に、かつ、共感・協働の気持ちを持って取り組める活動の充実を図り、生徒の「豊かな感性」を育む。
イ 部活動を奨励するとともに、部活動においてリーダーとしての資質・能力を育む。