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8月4日(日)JAF貸切公演「KEREN」を鑑賞~7月27日(土)には七月大歌舞伎夜の部千穐楽も堪能

8月4日(日)の午後、JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)の貸切公演「KEREN」を鑑賞しました。今回は、偶々申し込んでいたチケット抽選に、当選したものですが、JAFのホームページによると、「『KEREN』・・・『外連~ケレン~』とは、歌舞伎の世界で奇抜な演出を指す言葉」で、「ステージで繰り広げられる、ダンス、剣劇、殺陣、ミュージカル、日本舞踊などのパフォーマンスと、ビデオコンテンツクリエイター『Moment Factory』が手がけたデジタルアートが融合。『NIPPONの世界観』を表現した、ほかに類を見ない圧倒的なステージ。日本の四季、クールなタップダンス、妖怪、サムライ......次々と展開する場面、クスっと笑える小ネタの数々。意外な展開に思わず観客がざわめくなか、まるでジェットコースターのようなすスピード感で駆け抜ける。これはブロードウェイのミュージカルなのか、古い日本映画なのか、はたまたアニメなのか」と書かれています。

確かに、大道具の舞台回転や、プロジェクションマッピング、ビデオ映像の展開も早く、パフォーマーの衣装やダンスの入れ替わりもスピーディで、休憩なしの75分が一気に過ぎる感じでした。

公演は全編撮影OKということで、この辺りも今までの常識には無い、新時代の娯楽を観た印象です。これからのCool JAPANの一端なのかも知れません。

先週7月27日(土)には、大阪松竹座で「七月大歌舞伎」の夜の部千穐楽も楽しむことが出来ました。こちらは購入したチケットですが、「芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)葛の葉」と、「弥栄芝居賑(いやさかえにぎわい)道頓堀芝居前の場」、「上州土産百両首(じょうしゅうみやげひゃくりょうくび)」が演じられました。今でこそ人気も高く、ファンも多い日本の歌舞伎ですが、今から40年前の昭和53年には、関西では人が入らず、公演が減り非常に厳しい時代があったそうです。その時に「関西・歌舞伎を育てる会」(のちに「関西・歌舞伎を愛する会」に名称変更)が結成され、以来支援を続けて来て、今回は、その40周年を記念するということでした。丁度、千穐楽の夜の部ということで、出演者が勢ぞろいした「弥栄芝居賑(いやさかえにぎわい)道頓堀芝居前の場」の最後に、関西の歌舞伎の再興に尽力された澤村藤十郎さんに感謝状贈呈があり、それに立ち会うことも出来ました。

新しい芸術の創造の一方で、伝統芸能の維持、発展にも多くの人たちの大変な尽力と苦労があることを改めて認識することになりました。

歌舞伎で演じられる物語には、奇想天外な設定や、現実的ではない話の展開が、多々ありますが、人が生きていく上で、「人と人との情(時に人と狐など他の生き物との情)」の大事さ、重要さが語られていることが多く、それが人の心を打ち、一度見たら忘れない場面も沢山あります。

学校教育では、この「人の情」の部分を「教える」ことはなかなか難しいところですが、実際に人生を生きるにおいては、とても大切なことだと思っています。学校で、演劇や芝居を観る機会もあるので、それらも大事にしたいと思います。

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