明日(10月3日)より、いよいよ2年生の2学期中間考査が始まります。同時に、1・3年生は考査1週間前になります。そもそも考査はなぜ行うのでしょうか?いろいろな意味があると思います。
1つには、今までの学びの定着度合を図るため。いわゆる、皆さんがどの程度目標に達しているかを図ることにあります。知識の定着を図ることは、その後の学びを大きく左右することになりますので、2つめの意味として、振り返りということも含まれてくることになります。定期考査は、範囲が決められていますので、準備はしやすいですよね。しかし、大学等の入試になると、範囲は学んだものすべてになります。授業で扱っているのは、基礎・基本の部分が多いですので、一定期間で学びを呼び起こすことで、受験対策にもなるといえます。日々、予習や復習を繰り返している人にとっては、考査はさほど重荷になることはないのではないでしょうか?最善を尽くしてください。
話は変わりますが、本日3年生では就職差別に関する講演があります。弁護士の方からの話になりますが、就職でもアルバイトでも、「人権」を守られた中で働くことは重要です。では、「人権」とはどういうことでしょうか?
一般的には「人間の生存にとって欠くことのできない権利および自由」という言われ方をするものです。生まれながらに持っている基本的な権利ですね。就職やアルバイトであっても、就業規則があり、それを守ることは重要ですが、時として人間関係等から、不当な労働や、不当な扱い、差別的な言動をされる場合があります。これら全ては人権侵害事象と言えるでしょう。他に、出身地から思い込みや決めつけで判断されるケースもあります。言葉は時として凶器となります。ですから、何か話をする際には、「一度考えること」が求められることになります。
さまざまな人権侵害事象、「障がい者差別」「人種差別」「性差別」「男女差別」「感染症に伴う差別」「外国人差別」等々、たくさんあります。ヘイトスピーチもそうですね。これらに伴う発言も含め、どうしたら差別はなくなるのでしょうか?最も必要なことは、まずは事実を正しく知る、ということでしょう。今日の3年生の講演でも、どのような話がでるのか、しっかりと聞いてください。そして、差別のない社会にしていきたいですね。もちろん、牧野高校内でも、差別や差別的発言は絶対にあってはならないことですね。しっかりと、考えて学校生活を送ってきましょうね。